このAero60を購入した理由は、ナビゲーションを使用したかったからです。イベントや練習会で、マップを作ってもらったものを使用したり、自分でロングライドする時に、いちいちスマホを見て曲がる箇所を確認しないようにするためです。
今回は、自分で決めた目的地のルートを作成させ、その通りに走ってみることにしました。
まず、android用アプリですが、ブライトンからリリースされている、「Active」というアプリを使用して、ルートを作成してみます。
最下段にメニューが4種類ありますが、左から2番目の「コース」を選びます。
上部に「ルート」と書かれた中に「ルート作成」がありますので、タップします。そうすると、おおざっぱな地図が表示されます。OSM(オープンストリートマップというものだそうです)細かい日本の地図ではないため、非常にわかりづらいです。地名や名所などはあまり表示されておらず、なぜか道路の街道名とゴルフ場名がたくさん表示されています。
通るポイントを順番にタップしていけば、ルートは作成できます。
主要な施設は出てきますが、自分の行きたい場所が出てこない場合、他のマップを見ながらになりますので、面倒です。
ルート作成は簡単で、まず、自分のいるところ(スタート)をタップすると、1カ所マークされます。
次に、行きたい場所をタップすると、そこまでのルートが表示されます。押した順に通るので、寄りたいところ、通りたい道をタップしていくと、自然とルートが作成されます。
後から中間点を追加することは出来ないので、×で追加したいところまで通過点を消して、新たに追加していかなければなりません。
大きな道路をあまり意識していないので、かなり最短コースを選択します。
狭かったり、起伏が激しかったり、時には住宅の路地やあぜ道、未舗装路も走らされるかもしれません。
私が作ってみたところ、通れるはずの道が 通れず、わざわざ迂回してしまうところがあります。何度やっても、道路が途切れているところがあるようで、現時点では諦めました。
ルートが決まったら、右上の矢印アップロードボタンを押すと、マイルートに登録されます。
マイルートの中から、走りたいルートを選んで地図を開き、右上のサイコンのようなマークを押すと、Aero60に転送されます。(転送は、Bluetooth同期しておきましょう)
さて、出発する前に、Aero60にマップが転送されているか、確認してください。
ナビゲーション実走
いよいよスタートするときは、焦らずサイコンの走行記録スタートをしないでください。
先にサイコンのナビゲーションをスタートしないと、走行記録を開始してからではナビは開始できません。ナビをスタートさせるためには、いったん走行記録を停止するので、記録が細切れになります。(家に帰るまで走行記録をつなげたいので、途中で寄りたいところが出来てもルート設定はやっていません。出来るのでしょうか?)
後はナビに従って進むだけです。ナビどおり進んでいれば、サイコンの上部左に、曲がるところまでの残りの距離○○mが表示されます。右側は、最終地点までの距離です。感覚的には、実際曲がるところより10m~20m早めに曲がらないと通り過ぎてしまいます。
ルートを外れると、ルート外と表示され、ルート上に戻るまではナビゲーションされません。
再ルート検索などはされません。
左上の画面切り替えボタンを押すと、高低グラフが表示されます。画面は2kmさきまでで、何m上る、下るが、わかりやすく表示されます。
このナビが使えるか?というと、車のナビを90点として、60点くらいでしょうか。
事前にきちんとルートを考え、その通りに走るのであれば問題ありませんが、そんなにうまく走れません。ずれたときのリカバリーは、ちょっと難しいと思います。
まったく土地勘が無いところでは、大きめの道を走った方が良いでしょうが、そのルートを選んでくれません。サイコンでは地図はスクロールしませんし、地名もほとんど出ていません。そのため、迷ったらスマホのナビのほうが頼りになります。また、ルートを再設定したくとも、サイコンの記録を停止してからでないと、ルートは作れませんので、1日の行程が、とぎれとぎれになってしまいます。今後の進化を期待して、60点としています。
ルートラボで作成されたデータに対応していますので、メジャーなサイクリングコースは、それを利用して走る方が良いかもしれません。
※アプリやサイコンは頻繁にアップデートされ、特にアプリは使用感大きく変わります。出来ないことが出来るようになるかもしれません。(この記事は2019年5月8日時点、アプリActiveのver2.14.37.184)