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ビール1本くらい、いいんじゃない?増える脂肪はたったの8g

汗をかいた後のビールは最高ですよね。胃袋に染みわたります。
でも、ダイエット中や試合前のアスリートは、飲まない方が良いと考えますよね。ビールは太るの代名詞ですから。
そんなビールですが、どうして太るのか?本当に太るのか?考えたことがありますか?
最近では、糖質オフ、プリン体オフなんかのうたい文句が書かれたビールもたくさん出ています。オールオフなんかは、ただの炭酸水じゃない?ていうくらい、カットだらけです。これなら、いくら飲んでも太らないのでは?そんな気持ちで飲むと、きっと痛い目にあいます。
きちんとビールの仕組みを理解すれば、お酒を楽しみながら、ダイエットもうまくいくはずです。

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ビール1本のカロリー

いわゆる普通のビールは、カロリーが100mlあたり、50kcal程度あります。
350ml缶であれば、175kcal500ml缶であれば、250kcalです。500ml缶でも、ご飯一杯分くらいのカロリーです。ヘルシーですね?

糖質オフというビール(主に第3のビールとかです)ですが、カロリーが100mlあたり、35kcal前後です。意外と、ビールとあまり変わりません。350ml缶であれば、175kcal。500ml缶であれば、250kcalです。

アルコールにもカロリーがある

下の表、グラフは、350ml缶のビールに含まれるアルコール分の量、カロリーです。
アルコール5%のビールでしたら、アルコールだけの重量が14g(容量に対して、比重0.8。要するにアルコールは水より軽いので、100mlの重量は、80g)アルコールのエネルギーが、1gあたり7kcalですので、アルコールだけのエネルギーが98kcalになります。
これで、100ml当たりのカロリーが28kcalですから、おおよそ、カロリーオフのビールでは、ほとんどがアルコールのカロリーになります。甘味は合成甘味料を使用していますので、カロリーを少なくすることが出来ています。要するに、これ以上カロリーを減らすには、アルコールのパーセントを減らさなければなりません。カロリー表示で100mlあたり20kcalとか25kcalとかもありますが、アルコール分が3%などと低くなっています。酒飲みには悲しい度数ですね。でも、アルコールは、エネルギーが高いということがわかりました。

350ml缶。アルコール度数で、カロリーが大きく変わる

アルコールのエネルギーは太らない?

さて、アルコールはカロリーが高いことがわかりましたが、これがどのように体に作用するのか?また、どの程度太るのか?考えてみます。

まず、私も知らなかったのですが、アルコールは、「エンプティ・カロリー」と言われているそうです。エンプティは空っぽという意味なので、身体に貯まらないカロリーと言われているようです。これは大きな間違いですが、確かにアルコールは普通の栄養素とは違って、すべてのカロリーが体に貯まらない(脂肪にならない)そうです。一部が燃えて(熱となって)身体から外に逃げるので、約70%しか貯まらないそうです。これはラッキーですね。これは、トウガラシのカプサイシンの脂肪燃焼効果も同じですが、いったんエネルギーとして体に取り込まれた後、熱を作るエネルギーとして使われるので、太らないわけではありません。

アルコールのカロリーについては、下記の厚労省のHPの記述が参考になると思います。

アルコールのエネルギー(カロリー)
アルコールは1グラムあたり7.1キロカロリーを生じるが、体に蓄えられないことからエンプティーカロリーとも言われる。

缶ビール1本で付く脂肪は8gの計算式

糖質オフのビールが出ていますので、これでどのくらい太るか(脂肪が増えるか)を計算してみます。

まず、先に計算した、350ml缶ビールで5%のアルコール度数の場合、98kcalから、
アルコールの熱に変わる(燃焼させる)分(30%)を除くと、約70kcalになります。
脂肪は9kcalで1gになりますから、約8gが脂肪になります。(実際には、体重増に付随する、水分量や筋量も増加するので、1.5倍から2倍増えると考えます)

5%の低糖質ビール350ml缶を飲むと、8g太る、、、となります。

100mlで50kcalの普通のビールならば、350ml缶で15g太る程度です。
なんとも少ないですね。これだったら、体重計でもわからない数字です。

お酒大好きな人には厳しいかもしれませんが、ダイエット中は控えめにしなければいけません。
しかし、全く飲めないわけではありません我慢は、身体によくありません。うまく飲めばスポーツドリンクより、カロリーは低いです。普段はがまんして、たまに飲むことでストレスを溜めないように工夫しましょう。

お勧めの飲み方

・糖質カットされたものを選ぶ
・アルコール度数は、なるべく減らす
・割るものは、カロリーオフ(水、お湯、ウーロン茶、緑茶、カロリーゼロコーラー、炭酸)で
・毎日は飲まない。週1回など

・がまんして、1本いただくありがたさを感じる
・つまみは基本、無し

危険な飲みかた

・糖質の高いお酒
・日本酒、梅酒や、甘いジュースで割った焼酎
・アルコール度数の高い物
・毎日、大量に飲む
・おつまみを大量に食べる

まとめ

まず、アルコールは、脂質よりはカロリーが低いですが、炭水化物、糖質よりもカロリーが高いです。
そして、おつまみは、飲み物以上にカロリーが高いです。
ビール1杯であれば、体重も10gか20gしか増えませんが、1回の飲み会や晩酌で1000kcal取ると、110g増えます。10回で1kg増え、習慣すすれば、体重がキロ単位で増えていきます。最近の若者は違うかもしれませんが、飲み会イコール限界まで飲んで食べる事ではありませんので、楽しく、気分良くなれる程度を覚えましょう。

お酒は、ダイエット食のルーチンを崩さず、合間に1杯飲む程度がおすすめです。無理に飲むなとは言いません。ストレスになりますから。最初は毎日晩酌している人は、まず週5回にします。そうすると、飲まない日に慣れてきて、週1回でも、飲まなくても、過ごせるようになる人もいます。それが出来ない人は、毎日運動しましょう。

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ぴよこ監督

ロードバイク歴4年。ダイエットのために自転車を始めて、メタボ解消。コレステロール・高血圧が解消された、アラフィフおじさんです。 ロードバイクは買い物から草レースまで、何でも挑戦中。

View Comments

  • 最初のビール一本のカロリーというところから
    普通のビールも糖質オフのビールも同じカロリーになってるし最後まで突っ込みどころ満載なので深酒は気をつけてくださいね

    • 読んで頂いて、ありがとうございます。
      この文章のビールには、ビールテイストも含めてしまっています。
      居酒屋でも、ビールと書いてあって、第3のビールを出すところもありますから、こだわりがなければ、糖質オフのビール(リキュール類)をおすすめします、という意味ですね。