ここのところ、毎週強度の高いヒルクライムや練習をしているせいか、月曜日、火曜日の仕事に力が入りません。仕事に影響が出るほど、趣味を頑張りすぎてしまうのは良くないので、今週は、ほどほどにしようと考えていました。
しかしながら、父の日もあり、家族が気を使ってロードバイクに乗ってきていいと言ってくれたので、土曜日に御亭山に登りました。しかし、昼寝を2時間もするほど、ひどく疲れてしまったので、日曜日はポタリングしようと決めました。
しかし、1日出かけていいと言われたことで、こんなチャンスはめったにないと思ってしまい、懲りずにロングライドを計画してしまいました。(ヒルクラムとロングライドは、別腹(別筋肉))
計画では、たまには200kmでも乗ってみようと思いました。200km乗るとなると、実走平均20km/hとして10時間かかります。これに休憩や信号停止を考えると、少なくとも12時間はかかってしまいそうです。帰りが遅くなると、家族に迷惑をかけそうなので、早く出発して、早く帰ろうと考えました。計画では、3時に起きて、4時出発。12時間後の夕方4時くらい、遅くても6時には帰りたいと考えていました。
コースは、渡良瀬ブルベ200kmのような、日光、足尾、足利を回って帰ってきたり、筑波山に行って帰ってきたりすることを考えていました。
そんな考えも、朝起きたときには5時になっていて、もろくも崩れ去っていきました。やはり機能の疲れが残っているようです。
まだそれほど遅くはないですが、普通のロングライドに計画変更になりました。
それでもまだ、太平山や足尾くらいなら行けるんじゃないかと思い、そそくさと用意を済ませていざ出発。
万全の態勢で表に出ると、ポツポツポツと、雨じゃないですか!
今日の天気予報は曇りで気温も高くなく、降水確率も20%で、余裕をかましていたら、このざまです。まだ降り始めなので、このくらいであれば、なんとか行けそうです。
再度天気予報や雨雲レーダーを見てみると、所々に雨雲が出ていそうです。広範囲に1~2時間は雨雲が漂っているようなので、安全な方向も場所も見つけられませんでした。しょうがないので、イチかバチか出発してみました。降ってきたら帰ればいいという考えです。
出発してみると、意外と寒いです。寒さ対策で、長袖インナーを着て、半袖サイクルジャージ。下はビブショーツ。で、撥水ウインドブレーカーを着て出発しましたが、これでもちょっと寒い感じでした。
さて、様子を見ながら進んでいると、いやいや降ってきました。徐々に雨らしくなってきました。ちょっとヤバいので、雨宿りできるところを探すのですが、田舎の田んぼ道は木すら生えていません。こうなったら隣の片岡駅まで行って考えようと、10分ほど走って、到着しました。そのころには、ほぼ雨になりました。
さて、作戦会議です。雨雲は栃木県の広範囲に所々出現しているようです。
ここで待っている時間がもったいないので、電車で輪行して、降っていない場所へワープすること考えました。(ロングライドに輪行袋は必須)しかし、宇都宮も雨っぽい。もっと行って小山も雨っぽいですし、どうしていいかわからなくなりました。
空を見上げると、西の方は真っ黒な雨雲ですが、東は明るくなっています。雨雲レーダーでは、さくら市がまだましな様だったので、10km離れたさくら市まで行ってみようと考えました。雨も小降りになり、再出発しました。
空を見ると、東が明るいです。しかし東に行くと山なので、横目で見ながら南下しました。しばらく行くと雨はやみ、心配事は杞憂に終わりました。さくら市に着くころには、雨はやんでいました。ただ、路面が濡れているため、ロードバイクはかなり汚れています。帰って拭かないとだめですね。
朝からの雨で、気分は焦りMAXで、その辺走って帰ろうかと思いましたが、風は北から吹いているようで、南に向かっている私の背中をどんどん押してくれます。スピードは乗り、何も考えずに気持ちよく走っていると、思ったよりもかなりの距離を進んでしまいました。
気が付くと1時間以上、30km近く走っていました。
またまた作戦会議。近くには、道の駅はががありましたので、そこまで行くことにしました。
道の駅芳賀に着いたのが9時前で、結構人が直売所に並んでいました。自粛明けで、みんな外に出たがっているのでしょうか?
とりあえず私は、たこ焼きを購入し、持参したコーヒーを飲みながら、行先を決めます。
ここのたこ焼き屋のおばちゃんは、ご主人もローディのようで、自転車乗りに詳しかったです。ですので、矢板からの距離もズバリ当てますし、ローディあるあるもいっぱいしゃべっていました。
さて、次の行き先ですが、ここまで来たら、次は真岡まで行きましょうということになりました。
しかし、真岡まで15km。最近は、平坦を走るなら、巡航速度及び、平均速度を上げようという欲があり、あまり細かく止まることはしたくなかったため、その次の筑西市まで行くことにしました。茨城県です。県マタギです。県を越えての移動制限も解除されましたので、堂々と行けます。記念ですね。
そんなこんなで、筑西市に新しそうな道の駅があったので、そこを目指します。
道路は、車の通りも多いのですが、広くて走りやすい道だったので、ついついスピードが乗ります。途中国道294号線と合流し、いつの間にか、県をまたいでいました。
昨日の疲れもあり、明日に疲れを残したくなかったので、心拍数も120rpm程度で抑えて走っていましたが、北風に押されてどんどん進んでいきます。
気持ちよく走って行くと左に筑波山が見えてきました。今日は上りませんよ。疲れるから。そんな意志だけは強く持っていました。でも近いので、記念に行ってみたい気もしますが、そこまで行ってしまうと帰りがだいぶ遅くなってしまいます。いや、初めから登る気はないですよ。
しかし、目的の道の駅が見えませんね。また、やらかしてしまいました。止まってグーグルマップを見ると、見事に行き過ぎています。実はこの道沿いではなかったので、看板も何も出ていませんでした。
私は、方向音痴ではないと思っているのですが、細かいことを気にしないため、この辺だろうという推測だけで進んでしまいます。ですから、曲がるところも距離も適当過ぎて、いつも違う所に行ってしまいます。今回も案の定でした。
ここまで来たら、筑波山まで行ってしまおうか?次の道の駅しもつままで行こうか?とも思ったのですが、やっぱり諦めて、筑西の道の駅に戻ることにしました。
目的の道の駅は去年できたばかりのグランテラス筑西という所で、とてもきれいでした。コンビニやスタバもあり、すでにイベントも結構やっていて、人も多かったです。
お昼時で、下館ラーメンなど、おいしそうなものもいっぱいあったのですが、どうもさっき食べたタコ焼きのせいか、朝のパスタのせいか、お腹が空いていません。
とりあえず、コンビニがあったので、おにぎりとプロテインでローディの食事になりました。
お土産に小玉スイカまんじゅうを買いました。筑西市は小玉スイカが有名なようで、他にも茨城県の名産メロンを使ったお土産もいっぱいありました。ローディは荷物を持って帰れないので、要冷蔵の生菓子はきついですね。でもこの小玉すいかまんじゅうは、1個150円で結構凝っていますし、結構おいしかったです。家族にも喜ばれました。
さて、だいぶ休んだのですが、まだ時間は昼過ぎ。渡良瀬遊水地に寄り道なども考えたのですが、ちょっと遠かったので、素直に帰ることにしました。
このころには、少しだけ日が差したり、ちょっと蒸し蒸ししたりもしましたが、そこまで暑くはなく、汗は結構かいていましたが、快適に走れました。
この日の予報は、南風2mだったので、きっと午後には風向きが変わるだろうと思っていた通り、北へ帰る私には、追い風が吹きました。帰りも巡行スピードは35km/h出たりでなかったりです。全般的に標高は上がって行くので、心拍も130bpmでしたが、思ったより速く走れました。
結局帰りは国道408号、4号を北上し、60kmを途中1回コンビニ休憩して走り切りました。帰りは早く帰りたいせいか、ハイになっているせいか、走り続けるんですよね。
それから、明日に疲れは残したくないので、エナジードリンクは無しでした。
今回のライドは、初めこそ雨でどうなるかわかりませんでしたが、結果はまずまずの、140kmのロングライドになりました。
追い風を利用したせいか、平均スピードが26.2km/hとかなり速くなりました。先日同様に追い風に乗って走ったサイクリングロードより、1.7km/hも速いです。しかも疲れも少ないです。心拍を抑えたからでしょうか?
一つ考えられる理由は、タイヤをパナレーサーのジラーにしたからかもしれません。チューブもアールエアの軽量タイプに替えたので、片輪で外周が100g近く軽くなっています。そのせいか、加速も巡行も楽でした。ケイデンスは75~85rpmくらいで巡行していたので、軽く回せたおかげで、ケイデンスを上げなくても、足の負担が軽く済んだのかな?と思っています。ヒルクライム用に買ったのですが、平地でもロングライドでもメリットがありそうですね。
正直、ゾンダのホイールを買った時は、あんまり軽くないし楽にならないと思ったのですが、今回は別のホイールになったようです。丸でシャマルウルトラになったようです。このジラーにぜひ軽量ホイールを履かせてみたいです。そんな野望が出てきました。
また、ジラーのインプレッションは別にしてみたいと思います。
帰ってからも昼寝もせずに、月曜日も筋肉痛もなく、疲れはありますが、いつもより楽です。やっぱり軽さは正義なのでしょうか。