いきなり衝撃的なタイトルですが、ズイフトを解約しました。始めて3ヶ月くらいではありますが。
最も大きな理由は、転勤になり、アパート暮らしとなる為、ローラー台は置けないだろうとの考えです。やはりうるさいですからね。
とはいえ、ズイフトも毎月1650円(払い方による)かかりますので、金額なりの効果があるのかを考えながらやっていました。もちろん、ズイフトがいくら楽しく価値あるものでも、1650円を自由に使えなければ、支払えません。小銭程度と考えている金額ならば、走らなくてもとりあえず払っている人もいるでしょう。
私も払えなくはないのですが、ずっと続けて行くほどやっているか?3カ月ほどやってみて、思う所があります。
主に、レースイベントに参加していましたが、スタートで全開にしていかないと、集団について行けません。当たり前ですが。
そのあとはちぎれるのですが、自分のペースに合った人の後について、小集団で進んでいきます。
これが最大のモチベーションです。付いていくということがです。でも、これも気持ちが切れてしまうと諦めて終わってしまうんですよね。
コロナが騒ぎ出してから、自宅での楽しみ方として、ズイフトがだいぶ盛んになりました。当時は、プロチームもレースが無かったので、ズイフトを利用して、レースやミートアップをしていました。一般の人やユーチューバーも、こぞってやっていました。私もいくつか参加させてもらいましたが、一体感があり、みんなでやっている気持ちで楽しかったのですが、だんだんミートアップの企画自体が減ってきました。
減るということは、私が誘われていないだけかもしれませんが、みんなも飽きてきたのかもしれません。
開始時間や、強度や距離が合わないと、参加しづらい場合もあります。スタートで接続できなかったり、途中で切れたりと、トラブルも結構ありました。
私が参加したインスタつながりのミートアップは、主催者と私の二人だけというのもありました。
楽しい企画だったのですが、残念ながら、続かなかったのでしょう。
トレーニングは、結構やっている人もいるようですが、まじめにやらない私のような人は、さぼってしまえるので、やはり続かないのでしょう。
何Wを何十秒と、表示してカウントダウンしてくれますし、パワーが足りないとも出てくれます。
でも、それは、サイコンでもできます。スマホのアプリでもできます。
要は、本人のやる気が第一ですね。
順位を争えるのがレースです。私は、FPSなど、オンラインゲームが大好きで、もう20年以上やっています。これもネットワーク対戦であり、実際の人たちと戦えるので、モチベーションが上がります。
オンラインゲームは同じ環境で同じ人間に負けると悔しいので、つい次は勝ちたいという気持ちになるのですが、ロードレース特有の、1位以外全員負けであり、おいそれ勝とうという気持ちにはなれません。また、1日1回でも疲れ切ってしまうので、何回もやってたまに勝つというのも、年単位になってしまいます。こんな仕様のオンラインゲームだったら過疎って(廃れて)しまいます。
実際のロードレースも、ほとんどの人が負けて帰ってくるので、続けるモチベーションが非常に難しいと思います。これは永遠の課題です。
それに加えて、ロードレースとは違う特徴もあります。プロもレース形式で行いましたが、FTPが高い人が速くなってしまいます。ヒルクライムはFTPが高い人(パワーウエイトレシオが高い人)が有利なのは変わりませんが、平地では、集団で休んだり、戦略的に逃がして後で集団が吸収するなどのいろいろな戦略をすることが出来ます。
しかし、ズイフトは、FTPが高い人が強くなってしまいます。ドラフトなどは多少効きますが、完全に休めるほどは効きません。これはこういうゲームなのだから、それで良いとは思います。
違いを指摘してもしょうがないのですが、ローラー台ですので、上半身が使えません。足の筋肉で勝負するしかありません。おかげで、足はかなり筋肉が付きました。
それからやむを得ないのが機材の差です。ロードバイクの差はなくなりました。これはすごいことですね。100万円でも10万円でも、ロードバイクの重さや剛性は関係ありません。これは平等なのですが、パワーメーターやスマートローラーで差が出ます。最悪なのは、設定で変わってしまいます。
細かいことは書きませんが、勝ちたい人や上位を狙いたい人は、やり込んでいくうちに、がっかりするところではないでしょうか。
練習用に導入するには、かなりの武器になります。単純にFTPは上がりますし、足の筋肉は付きます。これと実走を組み合わせれば、天気や気温に関係なく、トレーニングが出来ますし、モチベーションを上げるイベントなども積極的に追加されています。
要するに、私がヘタレなだけなので、皆様にお勧めしないわけではありませんが、レースをする人、ダイエットをする人、何か新しいものをやりたい人には、必要な物でもあります。
私は諸事情でやめてしまいますが、またレースシーズンが盛んになり、体を鍛えなければならない時は、お世話になるかもしれません。