栃木県宇都宮市で、JBCFのロードレースが行われることになり、これに我がチームがE3で参戦することになりました。宇都宮市であれば、自宅から近いのですが、現在は東京に単身赴任中であり、距離が遠くなっています。
しかし、地図で距離を測ってみると、ほぼ100km。ロードバイクでサイクリングに丁度いい距離です。(?) さすがに往復200kmを1日で行うには、この猛暑の中、体にこたえるので、帰りは輪行と考えました。
スタート時間も14:30からですので、出発もそれほど早く行かなくて大丈夫でしょう。
荒川区から宇都宮市への最短のルートは、国道4号線です。しかし、足立区や越谷市では、道も狭く、交通量も多いためなるべく避けたいです。
国道294号線も宇都宮に続いていますし、今回開催される宇都宮クリテリウムの清原工業団地に接続しているため便利なのですが、取手の方から出発しているので、出発位置からかなり離れています。
サイクリングロードでは、鬼怒川サイクリングロードに入れば速いのですが、そこに行くまでに、江戸川サイクリングロードまで行かなくてはならず、途中一般道を進んだりと接続も悪いので、遠回りになってしまいます。
結論としては、自転車で距離が10kmも20kmも増えるのは致命的なので、国道4号線が理想だと思います。スタートを早朝にすれば、交通量も少なめなので、慌てず行ってみることにしました。
予定通り5:30に起床し、軽く食べて6時過ぎに出発しました。ちゃんとした朝ご飯は、途中コンビニで食べればよいかなと考えました。
まずは、国道4号線に行きます。小竹橋から隅田川を渡り、荒川の土手沿いを東に向かいます。そして千住新橋から国道4号線に入ります。
足立区は以前住んでいましたが、昔の記憶があまりなく、懐かしいところが見つからないまま過ぎて行ってしまいました。
なんとか、車道を進みながら、北上していきます。
すぐに埼玉県に入りましたが、東武伊勢崎線を渡る陸橋は、自転車通行禁止です。下の道におりましたが、まっすぐ進む踏切はなく、左に曲がって渡れるところを探しましたが、800mくらい遠回りになりました。
草加市、越谷市に入って行くと、車の量も増えてきました。大型車が通ると、かなり近く感じました。歩道も狭いのですが、やむを得ない時は歩道に入ったり、信号で止まった後は、先に行かせたりして進んでいきました。
越谷市の真ん中あたりで、旧4号とバイパスが別れるのですが、この辺りから歩道が広くなってきて、側道が現れました。スピードを出さないのであれば、このような側道を進んだ方が良いと思います。徐々に歩く人も減ってくるので、かなり走りやすくなってきます。
このように、バイパスや新しい道には、立派な側道や歩道があります。結局これは宇都宮まで続いていますので、ほぼ車道に出ることなく宇都宮に着くことが出来ました。車道は交通量が多く、ダンプなどから落ちた砂利が路肩にたまっているので、どうしても路肩の車道よりを走らなければならなかったりします。無理に路肩を走るとパンクしたり、バランスを崩してよろけたりするので、あえて危険にさらす必要はないと思います。
人がいないことが確認できれば、側道でも20km/h程度で走れるので、サイクリングには問題ありません。スピードを出すから車道というのも変な話ですが、公道で速く走ったり、タイムを競ったりする練習のようなことは危険です。
バイパスの車道側は交差点を無くし、信号で止まることなないように陸橋を超えるようになっていますが、側道を走ると、必ず交差点を通ることになります。とは言え、交差点も1kmごとなど、かなり間隔があるので、休むのにちょうどいい具合です。また、信号も常に赤ではないので、毎回止まるわけではありません。川や線路などもあって時々迂回もありますが、大体は橋がありますので、迷うことはそれほどありません。
ただ、たまに工事をやっているので、看板などをよく見ましょう。
左右の道路にもありますので、どちらを走っても問題ありません。(それそれが、ひとつの道路だからです)逆に、地元の軽トラが正面から来るときもありますので注意しましょう。
栃木県に入ってからは、自転車を除く点検車両専用となっています。
途中、利根川を渡るのに、大きな橋が架かっています。ここは、車道は自転車通行禁止なので、歩道を走りましょう。高さのある橋なので、歩道から土手に上がるのに、くねくね上らなければなりませんが、景色は良いところです。
栃木県に入ると、ちょっと離れていますが、鬼怒川と並走しています。途中、鬼怒川サイクリングロードへ行くのも手ですが、所々接続が悪かったり、未整備のところもあるので、時間がかかってしまうこともあります。今回はこのまま4号線を進みました。
そして、瑞穂野南の交差点を右折し、国道121号線に入って、無事、清原工業団地へ到着しました。
交通量の多い国道は、やはり危険性が高いです。早朝などの空いている時なら良いと思いますが、大型車も走っていますし、疲れている運転手もいるでしょうから、突然自転車が走っていると、びっくりするかと思います。交通量の多い夕方から夜にかけては、視認性も悪くなり、自転車は見つけづらいものです。
田舎でも、夜は宵積みの長距離トラックが走っているので、いくら広いバイパス道路でも、走っていると恐怖を感じます。路肩も砂利が多く、暗いとほぼ見えません。
私がバイパスを車で走っていても、車道を走る自転車は、まずいません。人生で数えるくらいです。ですので、ドライバーは結構油断していると思います。大型車は発見が遅れたり、片側2車線道路ですが、大型車が並走していると避けづらいので、私はお勧めしません。
というわけで、側道の走行をお勧めしますが、埼玉県越谷市から、栃木県宇都宮市までは、走りやすい側道があります。宇都宮市から、側道は無くなりますが、広い歩道があり、歩行者はほとんどいません。
国道4号線の片側2車線は、栃木県矢板市の東北自動車道矢板インターチェンジまで続いていますので、歩道も整備されています。
この間およそ100km。私は、これは立派なサイクリングロードと思います。支障がなければ、パンフレットを作って、公表したいくらいです。
道も平坦ですし、コンビニもたくさんありますし、のんびり行っても5~6時間なので、那須高原や日光に行く旅を考えたり、帰りは輪行でも帰りやすいので、気候が良く、風も考えれば、かなり良いサイクリングになります。初心者でもお勧めです。(ご夫婦で走っている方もいらっしゃいました)
ただ、矢板より先は、道も狭く、歩道も狭く、トラックはバンバン走っているので、お勧めできません。
今回は、夏真っ盛りの最高気温35度になる日でしたので、暑さ対策が必要でした。幸い、この日は曇りだったので、まだましだったのですが、湿度が高く、水分はかなり取りました。
ウエアは、長袖インナーで速乾性が高く、紫外線を防いでくれるもの(ワークマンの1000円以下のものですが)に、サイクルジャージです。
日焼け止めを特にうなじと手首に塗り、顔は軽く塗りました。足は男らしく日焼けします。
水分は、出発時にボトルに水を入れて、スポーツドリンク(アミノバイタルドリンク)を背中に差して、コーヒーの半分入ったペットボトルも持っていきました。
途中、コンビニに寄るタイミングがなく、ゼリーを1つ飲みました。
地図を見る時などでちょこちょこ止まったのですが、コンビニは利根川を過ぎたところで入ったので、2時間半、50km地点でした。
そして、麦茶のペットボトルと、凍らせたアクエリアスのスポーツドリンクを購入して飲みました。
ここで、おにぎり2個、パン1つを食べましたが、結構お腹にたまりました。
そのあと、道の駅しもつけによって、お茶を1本買いました。
結局水分はあっという間に飲んでしまうので、3L近く取った計算です。(帰るまでに、さらに2Lは飲んでいます。でも、体重は1㎏減りました)
ボトルの水は、暑さ対策で体にかけながら走りました。いつもはジャバジャバかけていましたが、たくさんかけても効果は変わらないので、少しずつかけて、最後まで持たせました。
今回の試みで、サンダル履きで行ってみました。現地でビンディングシューズで歩くのは不便ですし、帰りの輪行もあるので、サンダルを持っていこうとしたのですが、行きもサンダルでいいんじゃね?と考えました。
先日、都心部を走った時に、信号停止が多く、ビンディングの付け外しで足が疲れてしまいました。都心はフラットペダルがいいと思います。だって引き足も使わないし、踏み込むこともありません。
そんなわけで、ロングライドも踏み込まないのでサンダルでいいと思って試してみました。
案の定、信号などで停止するときは非常に楽です。右にも左にも足を付けますし、立ちごけの心配もありません。
走っている時は、SPD-.SLペダルとの滑りはありませんが、サンダルと靴下での滑りがあるので、足の指に力が入っているようです。足の指が疲れた感じです。しかし、スピードが遅くなるようなことはありません。
スポーツシューズならもう少しましだったかもしれませんが、フラットペダルでも十分100kmはこなせると思います。(ビンディングは、ヒルクライムやトレーニングの時用ですね)
都心部を走るのに、ジラーがもったいないので、P-ZERO velo 4Sに戻しました。やはりちょっと重みがあり、加速が悪いですね。乗り心地は良いです。空気圧は低めの方がいいですね。(6~6.3bar)
下のユーチューブ動画は、tom’s cyclingさんが、国道4号線を使って、仙台まで行っています。途中まで江戸川サイクリングロードなのですが、ガンガン走っています。これで、矢板の景色がきれいだということを知りました。