宇都宮ブリッツェンフレンドシップクリテリウムに参加しました

宇都宮ブリッツェンが主催する、クリテリウムレースに参加しました。

なぜ出場することにしたかというと、
・参加費が安かった
・宇都宮は行きやすかった
・平坦、ショートだった
・年代別があった

などです。

参加費は、このようなレースとしては、異様な安さでした。
2500円だったのですが、普通の20分くらいのレースでも、6000円以上しますし、安くても4000円とかします。
ただ、ICタグを付けないので、タイム計測は1位~3位までで、4位以下は順位すら記録しません。
今は、サイコンやストラバで、タイムは分かるので、省略しても構わないでしょう。順位も中くらいか最後の方は、気にしたくないものです。

宇都宮は、うちから宇都宮線(東京上野ライン)の駅が近いので、乗り換えなしの1時間半程度で着きます。寝ていれば着く感じです。

そして平坦。速いわけではありませんが、ヒルクライムが苦手すぎて、だれにも付いていけないので、まだ平坦なら付いて行ける人がいるかもしれないという、願望です。
コースも四角形周回で難しいコースではなく、距離は10km程度なので、全開で行けると思います。

また、年代別で、2つのカテゴリーがあり、40歳以上として出られるので、若い人と走らないのは若干いいです。
しかし、40代、50代は強い人も多く、元プロや一線で活躍している人がいるので、タイムは若い人と変わりません。なので、レベルが低いとは思えません。

そんなわけで、チームメイトもたくさん出るので、お祭り気分で参加しました。

一つ悩んだのが、ホイールです。平坦なので、ディープリムホイールが良いのですが、持っていません。持っているのは、シャマルウルトラか、ゾンダです。山が苦手なので、弱点を補おうと、アルミ軽量しか頭にありませんでした。
シャマルウルトラは、加速は良く、ヒルクライムも楽になるのですが、平坦では足が休められず、常に回している感じです。
ゾンダに履き替えると、加速は悪くなるのですが、平均速度が上がる為、平坦の実質タイムが上がります。

事前に、インスタグラムでアンケートを取ってみたのですが、僅差でシャマルウルトラでした。
スポークが硬いので、加速などにロスが少ないのかな?ということもあり、シャマルウルトラで行こうと思いました。
一応クリテリウムも4つのコーナーの立ち上がりがあるので、軽量ホイールが役に立つかと思います。

タイヤは、軽量のピレリPZERO VELO TTがありますが、コーナーでの剛性感が無いので、ロードレース用のコンチネンタルGP5000です。

コースは公園の外周道路で、1周1.1kmの単純な長方形で、90度コーナーが4つあります。
メインストレートは広く、最終コーナーからの立ち上がりは、ノーブレーキで行けそうです。それ以外の道幅は、それほど広くありませんが、狭くもありません。コーナリングは、2台並びなら余裕です。
ただ、芝生との境目が無いので、砂が出ています。掃除はしてもらっているので、滑ることはありませんでした。

レースですが、3周の集団走行練習をして、再度止まってからのスタートになります。
9周なので、実質10kmくらいです。人数は、25人くらいです。

止まってからのスタートなので、ほぼ全力です。
私は後ろの方からスタートなのですが、クリートキャッチミスなどで、遅れる人が出ています。

とりあえず目の前の人についていくのですが、速い速い。後ろなので、コーナー立ち上がりは、全開ダンシングです。今回は、後先考えずに、全開を出します。

後ろの方は、出遅れた人が上がってきたり、前が詰まったりとごちゃついて、スピードは上がっていないようですが、私にはいっぱいいっぱいです。

1周は、前の人にはついて行けましたが、中切れはすでに起きているようで、先頭集団は、少し離れています。
2周目の第一コーナーは、スピードも上がっており、多少バテ始めているので、目の前でオーバーランする人がいました。
動揺したのか、スピードも安定しないまま、2コーナーに行くと、私はインコーナー側で回ったのですが、アウトコーナーの人は、オーバーランしていました。
そんな、ごちゃついていると、集団は、かなり先に行っており、前を走っている人も、先に行ってしまい、一人になってしまいました。

ほどなく後ろから一人走ってきました。最初は付いていったり、前を引いたり、ローテーションぽくやろうとしたのですが、相手の方が速いようで、見切りを付けられて行ってしまいました。

それにしても、2周くらいは全開ダンシングで立ち上がっていたので、腕が痛い。こんなに全開ダンシングをしたことが無かったので、腕も鍛えないといけないなと思いました。

しばらく一人で走っていると、先頭集団が抜かしていきました。付いてはいけなかったので、またしばらく走っていると、2人の人に抜かされました。周回遅れかわかりませんが、何とかついていくことが出来たので、1周ほど一緒に走ったと思います。
しかし、そのあと、私の真後ろで先頭はゴールになったようです。その勢いに避けてしまったので、ファイナルラップは一人で走りました。

苦手なヒルクライム、ロードレースと違い、クリテリウムなら何とかなるんじゃないか?という、甘い考えでした。平坦でも、ついていくことが出来ません。
こうなると、もう出るレースがありませんね。

あとは、エンデューロとか、ヒルクライムで、自分の実力を向上させるくらいしか、目標が決められません。要するに、他人と戦うレースではなく、自分と戦うタイムトライアルです。

まぁ、運動していなかった人間が、3年で優勝候補になるのはおこがましいでしょう。ただ、目標が集団についていくだけというのも、何なんだろう?と思います。

弱い人でも、レースを楽しむ権利はあります。別に勝つことが目的ではありません。
1人で練習していて思うのは、相手と競ったり付いていったりできないので、無理をしなくなってしまいます。苦しかったら力を弱め、疲れたらやめるようになってしまいます。練習でも誰かと競ったり、坂を上ったりすると楽しいのと同時に力が付いていきます。

弱い人も弱いなりに楽しみたいということです。
レースでちぎれた人は、もうレースをやらないかもしれません。

先週出場した、JCRCは、速さでクラス分けし、勝てば昇級などやっているので、かなり厳密にやっているとは思います。
このレースも、6クラス分かれていますが、下から2番目のクラスから、プロも出ているトップクラスの平均スピードが36km/h~37km/hです。1km/hの差の中で5クラスあります。40代、50代のクラスも36km/h平均です。60代クラスや一番下のクラスで、やっと35km/h平均です。これってクラス分けしているのでしょうか?なぜか、各クラスで33km/hや30km/hくらいで走る人が結構います。
せめて、33km/hや30km/h平均で走れるクラスがあれば、楽しめると思うのですが。 (このタイムが出せない人は、出ても楽しめないよと言っているようなものです)

ロードレースは、タイムトライアルではないので、駆け引きが重要になります。そのため、ペースは上がらないのも戦略かもしれません。それであれば、遅いなりに楽しめるレースは出来るのではないでしょうか。

コロナ禍でレースが出来なくて、昇級などがうまく機能していないのかもしれませんが、日本はロードレース自体の開催が少なく、レース人口も少ないです。都道府県には車連もありますし、それぞれが毎月レースをして、強い人は全国レベルの大会で競い合うなど、組織的な運営をしてもらいたいものです。

そういう意味では、このような小さなレースをたくさんやってもらえるのは、ありがたいことです。期待しています。(私も速くなるように頑張ります)

ぴよこ監督

ロードバイク歴4年。ダイエットのために自転車を始めて、メタボ解消。コレステロール・高血圧が解消された、アラフィフおじさんです。 ロードバイクは買い物から草レースまで、何でも挑戦中。