オリンピック東京2020大会は、都内や各地でさまざまな競技が行われますが、選手や関係者の移動をスムーズに行うべく、都心の渋滞緩和策がとられています。
それが、首都高の1000円上乗せです。
ロードプライシングと言われていますが、ロードプライシングとは、道路通行に課金することで、渋滞の緩和を狙った施策だそうです。
私は去年から仕事で首都高を多く利用しています。会社からは首都高を使うなとは言われていないので、料金が上がってもいつも通り使用しています。
去るオリンピックの時も渋滞がどうなるか心配でしたが、都内や周辺の特に高速道路の混雑状況が大きく変わりました。
次にパラリンピックが8月24日から9月5日まで開催されますが、同じような施策がとられますので、都心を通行する方は注意が必要です。
オリンピック期間中ですが、首都高はかなり空いていました。
料金が上がったせいでしょうか?利用者は減っていました。
仕事の車は走らなければならないので、走っていました。
五輪大会関係者の車両も時々見かけました。
箱崎ジャンクションなどは、いつも混んでいて迂回ばかりしていましたが、グーグルマップで経路案内させると、ここを選ぶようになり、ほとんど渋滞せず通過できました。なんか、異様な光景です。
しかし、首都高の交通量が減ったのは、料金値上げだけではないようです。
首都高には、隣県(千葉県、埼玉県、神奈川県)の高速道路と接続されており、朝は上りが、夕方は下りがかなりの交通量があります。
実はここで車の流入量を抑えています。車線や料金所ゲートを減らして、規制しているのです。
そのため、ただでさえ渋滞している場所なのに、大渋滞が発生していました。通常午前中だけだった上りの渋滞も、一日中渋滞し、かなり所要時間もかかっていました。
おかげで、首都高の渋滞は緩和されているようです。
導入に物議のあった専用レーンです。違反すると、反則金を取られます。
しかし、場所は数カ所であり、限定的の為、特に影響はない模様です。
ただ、競技場周辺、選手村周辺は、通行止めなど、かなり大規模な規制が行われていますので、近寄らない方が良いでしょう。
都心は意外と走りやすい環境になっています。長年の渋滞緩和策の成果だと思いますが、車線も多く、道幅も広くなっていて、それほど混んでいる印象はありません。
首都高から流入してした道が混んでいるのか?というと、そういう感じはありませんでした。
逆に、都心周辺の住宅街と言われているところと都心を結ぶ道路は狭いままで、交通量も多く、とんでもなく走りづらいです。おおよそ環七から外側の道路です。
実際、環七から内側への流入量を調整するため、信号などのタイミングを変えているようです。
なので、その内外で渋滞状況は変わっているかもしれません。
オリンピックとパラリンピックの間の休息期間は交通量がまた増えると思いきや、あまり増えていません。首都高も渋滞マークは事故の時などで、渋滞マークもかなり少ないです。
実は、新型コロナが発生した2020年から、交通量はかなり減っています。おそらく、在宅勤務が進んでいるからかと思います。
本当であれば、オリンピックを見に行く人や海外からの観光客でごった返しているのかもしれませんが、無観客のおかげで、外国人も見かけず、都心部の電車はガラガラと言ってもいいでしょう。
朝でも山手線が座れますから。
ただ、都心へ向かう電車は相変わらず混んでいます。
オリンピックが終わり、コロナがひと段落すれば、また都心は混雑するのでしょうか?
また外国人観光客が戻ってきて、夜も飲み会が出来るようになれば、賑わいは戻ってくるでしょう。
実際、うちの周りの個人の食堂は、みんな閉まっています。補助金が出るので。
あとは、在宅勤務がどの程度進むかです。
おそらく、会社にとっては、オフィスの閉鎖まではいかないと思いますが、光熱費の削減、交通費の削減、残業もおそらく減っていると思いますので、かなりの経費削減になっているでしょう。
うちの会社も、緊急事態宣言が解除された時でも、在宅をやめろと言わずに、なぁなぁになっています。
一部の会社では、在宅継続可能と思いますので、そのまま続けるかと思います。それが出来ない会社は、出社の頻度は増えると思います。
また、出社してもらわないと、電車や会社の周りの食堂は、売り上げが減るので、その様相も変わってしまうでしょう。
ただ、日本人の気質にみんなで同じことをするというのがあるので、自分はずっと在宅がいいと言っても、それを認めてもらえず、みんな出社しろという話になるところも多いと思います。
世の中はかなり変わってきています。道路、鉄道も利用者は減る方向です。仕事の時間も減り、家にいる時間も長くなり、外食もあまり行かず、旅行などで息抜きと言った世の中になるのではないでしょうか。