いきなりですが、私はフォームがかっこ悪いのです。
うまい人の真似をするのが、上達の早道です。形から入るのも大事ですが、どうしてもかっこいいフォームになりません。
最初は体幹、筋力などが不足しているのかと思いました。しかし、さすがに4年もやっていて、ある程度の筋力は付いたとは思うのですが、原因は別にあるのではないか?と思いました。
それは、「体の固さ」です。なかなか背中が丸まりません。
かっこいいエアロフォームは、背中を丸めるのですが、猫背とは違います。
調べてみると、平背という症状を見つけました。背骨がきれいに湾曲していない状態です。
以前の腰の痛みで考えた柔軟性と合わせて、エアロフォームが出来ない人の原因と対策を考えてみたいと思います。
ものすごいエアロフォームと言って思いつくのが、岡篤選手です。
猫背ではありませんが、まるで威嚇する猫が背中をぐーっと丸める姿にも似ています。
岡選手は他のプロ選手よりもちょっと極端ですが、ここまで背中が曲がるのか!というくらい、曲がっています。
理想的なエアロフォームですが、とにかく空気抵抗を減らさなければならないので、出来るだけ頭や背中を低くしなければなりません。
それが絶対条件なのですが、ではベタッと背中を倒してしまうと、ペダリングが出来なくなります。お腹を倒してしまうと、太ももがお腹に当たってしまい、前屈のような姿勢で体の固い人は、足が上がらずに、力が入りません。
そのため、骨盤は立たせて、お腹も立てて、足が回る空間を作ります。
そうすると、背中を丸める必要があります。
恥ずかしながら、私のフォームですが、背中が曲がっていません。
胴が長いため、昔から頭を下げるフォームを心掛けていました。
そのため、お腹がつぶれる、顔が上げられない、手が伸びてしまうなど、悪い方へ行っていました。
こういう写真を撮ってもらうまで、気づくことすらできませんでした。
どう見ても、かっこいいフォームではないですね。
最近ではこれを見て、骨盤を立てて腹筋を使うことを意識しています。
ひじも曲げるようにして、より深い姿勢でペダリングが出来るようにしています。
筋力的には、骨盤を立ててひじを曲げてもそれほど疲れることなく、フォームは維持できます。
しかしながら、なかなかかっこよくなりません。
サイクリングロードなどで、路面に映る自分の影を見ても良くないのです。なんか、背中が曲がっていません。
岡選手のように、背中からエイリアンが出てきそうなイメージで、肺の辺りを曲げるのですが、呼吸にも支障があったりと、なかなか難しいのです。
そこで気づいたのが、背骨が曲がらないのではないか?ということです。
勝手な自己診断ですが、平背ではないかと考えています。
平背とは、フラットバックとも呼ばれ、横から見て背骨が平均より真っすぐになっている状態です。通常は緩やかなS字を描いています。
主な原因として、大臀筋とハムストリングが過剰に硬くなって、骨盤が後傾してしまうとのことです。
大臀筋とハムストリングと言えば、自転車乗りで非常に大切な筋肉です。ローディとして致命傷ですね。
椅子に座っている時も、お尻が前に出て骨盤が倒れてしまいます。そういえばうちの子どもも小さいころからパンダ座りでした。お尻より背中で座っている感じです。遺伝ですね。
原因が、ハムストリングや大臀筋の硬さなので、主にストレッチをすることになります。
たまにやってもすぐに効果が出るわけではありませんので、普段の生活からの意識づけが重要です。
50年で固まった筋肉がほぐれるか?わかりません。
以前のブログで、腰痛の原因も体の固さということで、ストレッチをするようになりました。
多少なりとも柔らかくなったような気がします。
以前は、立位前屈で、指先が地面から20㎝くらい離れていましたが、今は13㎝くらいまで近づくようになりました。ペダリングも楽になったような気がします。
ロードバイクに関しては、いろいろなフォームの人がいますので、これが正解というのはありませんが、良い筋肉、良いペダリングになると、おおよそ似てきます。やはりかっこいい選手は、走っている姿を見るだけで強そうですからね。
体の固さはや筋肉の少なさなど、天性のものもありますが、出来る限りのことをしてみて、ロードバイクの能力アップに期待してみます。