トクホとは、「特定保健用食品」の略で、服用することで保険目的の効果が期待できる旨の表示が許可された食品のことだそうです。
何かしら、健康に良い効果があることが認められています。
その中で最も有名なのが、難消化性デキストリンです。トクホのお茶やコーラなどに最も多く使用されているのが、この難消化性デキストリンです。(言いづらい)
これらの食品には、脂肪の吸収を抑え、排出を増加させるなどといううたい文句を表示することを許可されています。許可を受けずにこれらの効果を書いてしまうと、景品表示法違反などに問われます。
これは、とうもろこしのでんぷんから出来ており、いわゆる食物繊維です。胃や腸で粘度の高い塊になり、消化の邪魔をします。邪魔をすると言っても、消化不良になるほどではなく、食べ物を吸収するスピードが遅くなる程度です。
このため、血糖値の上昇がゆっくりとなり、満腹感を持続させるなどの効果があります。
もう一つ、排便の促進という効果があります。食物繊維は便秘にいいとはこのことだと思います。
※血糖値の上昇がゆっくりということが、肝のようです。
血糖値の上昇が低いと、インスリンの分泌が穏やかになります。インスリンは、ブドウ糖を細胞に吸収させると同時に、余ったブドウ糖を脂肪細胞へ送り込みます。要するに、血糖値の上昇を抑えると、脂肪になりづらいということです。
実際の効果はどうなのでしょうか?
私も3カ月は毎日飲んでいたり、現在もうまく使用しているので、体験談としてお聞きください。
私が初めて意識して飲んだのが、キリンメッツコーラです。難消化性デキストリンを使用した、カロリーゼロを謳った炭酸飲料水です。
コカ・コーラのカロリーゼロは好きでよく飲んでいましたが、キリンメッツコーラは、少しお高いですがトクホです。
しかしこの時は、時々しか飲んでいなかったため、あまり効果を感じませんでした。
トクホは、同じような清涼飲料水よりも高く売られていたのですが、薬局でこの難消化性デキストリンが単体で売られていることを知り、探してみました。
私が購入したのは、小林製薬のイージーファイバーです。
この手の商品はたくさん出ており、1kg入った袋もあります。おおよそ、1日分20円~50円くらいで販売されていますので、自分で料理や飲み物に入れるのであれば、かなりのコストダウンになります。
難消化性デキストリンの特徴として、ほぼ無味無臭であることです。消化しづらいくせに、水にはよく溶けます。濃いと少しとろみが出ますが、コップ一杯のコーヒーに入れるのであれば、ほぼわかりません。いろいろな食べ物や飲み物に入れることで、飽きずに続けることが出来ます。
わたしは、コーヒーに入れたり、みそ汁に入れたりして飲んでいました。
痩せたか?と言われると、これだけで痩せることを実感するのは難しいでしょう。また、これを飲んで暴飲暴食すれば、当然太ります。節度ある食事と運動に、併用することで効果はあるのでしょう。
また、このイージーファイバーのうたい文句は、「お通じの改善」ということになっています。
実は、私も一番効果があったのが、このお通じです。
便は少し柔らかくなり、非常に出やすくなります。何回も行くことはないのですが、スルッと出る感じです。まぁ、私はどちらかというと、おなかPP芸人なので、毎日何回もトイレに行くタイプです。どちらかというと下痢しがちです。
そこで、試しに家の便秘気味の女性陣に飲ませたところ、お通じに改善が見られたと非常に喜んで、それからたくさん買い込んで、毎日飲んでいました。
しかし、しばらくすると飲むのをやめたようです。なぜかと聞くと、仕事中におならが出るそうです。お通じが良くなり、腸の動きが活発になったのかもしれませんね。それだけ、何かしらの効果があるということです。
今、私が行っているトクホは、キリンメッツレモンスカッシュゼロkcalです。
わたしは、ダイエットとして運動と食事の管理を行い、食事の合間の間食として、これを飲んでいます。
これを飲んでいる私の感じることは、とりあえずお通じが良くなり、これと併せてヨーグルトを食べることで、腸内環境を良くしています。腸内環境が良くなると、食べ物の消化吸収も良くなり、病気になりにくく、大腸がんの予防にもなるそうです。とにかく、食生活や体調が良いです。
もうひとつ、炭酸飲料ということで、食間のおやつとして、空腹感を紛らわしています。炭酸でお腹が膨れ、合成甘味料で満足感があります。それでカロリーゼロです。今では、1日1400kcalに抑える時の助っ人として愛飲しています。
この食物繊維は取りすぎるとお腹が緩くなることがあるそうです。また、ずっと取りすぎるのもどうかと思います。自分の体と相談しながら、うまく利用することが良いと考えます。