最近のインスタライブで、佐野淳哉選手をよく見ています。個性的で、以前よりファンが多く、人気のある自転車ロードレースの選手ですが、私は昔のレースを知らないので、このインスタライブで、彼を知るようになりました。
独特の雰囲気で、とても好きになり、彼について調べているうちに、ブログに書きなぐってみたくなりました。
私は、2017年からダイエットで自転車に興味を持ち、2018年1月にロードバイクを買いました。2017年の第1回ツールドとちぎは、矢板市スタートを見に行きましたが、まったくロードレースに興味は無かったので、お祭り気分で見に行っただけですし、スタート直後のパレードランに出発して行くところを見ただけで、スピードを出して走っているところは見ていません。
それでも、自転車を始めた2017年の年末頃から、クロスバイクで宇都宮ろまんちっく村のシクロクロスを見に行ったり、ロードバイクを買ってからは、自分で競技をするつもりは無いのに、行き先を求めて県内のロードレースを自走で見に行ったりしました。
私は、人の名前、顔を覚えるのが苦手で、2年間多くのレースを生で見たり、結果を調べたりしていましたが、顔と名前が一致する選手は、数人程度です。地元チーム宇都宮ブリッツェンや那須ブラーゼンも名字くらいです。ヘルメット、サングラスをしてしまうと、みんな背格好は一緒ですしね。
そんなわけで、選手を知る、覚えるというのが、どちらかと言うと、レースではなく、ユーチューブやSNSでの情報になります。地元とちぎテレビ制作のライドオンはブリッツェン、ブラーゼンの選手が出演して、やっと覚えるのですが、移籍してしまうと、もうわからなくなります。ユーチューブ発信している、シモジマンは覚えました。(でも、走っていると、見分けがつかないですね。御亭山でブラーゼンの選手が練習していて、すれ違ったりするのですが、誰だかわかりません)
というわけで、名前を覚えられるのは、キャラクターの強い選手や、優勝して名前や顔の露出の多い選手です。
彼を知ったのは、周りがサノ、サノ言っているのを聞いたからでしょうか。サノッシュ(牽引中サコッシュ)や、牽引坊やなどの名前が先で、最初はだれのことだかわかりませんでした。SNSでは、インザスカイSANOを名乗っています。それが、佐野淳哉選手であるのを知ったのは、しばらくしてからでした。
色黒、がっちりした体は、なかなか個性的で、一度見たら忘れません。しかし、直接レースをまじまじと見たことも、走りの結果を調べたこともありませんが、レース会場では、人気があることは感じ取ることができました。
しかし、新型コロナウイルスのせいで、数々のレースが中止となり、選手たちが新たな方法で情報発信、ファンサービスを行うようになり、別の形で選手たちを知るようになりました。
そのひとつがズイフトです。チーム内や、チーム対抗でレースをしたり、ミートアップを開催したりしています。ヴィクトワール広島の中山監督のミートアップに参加したことで、同チームや選手を知るようになりました。
またの手段が、インスタライブです。
私が、暇をしているとインスタライブの通知が届きます。人気インスタグラマーやユーチューバーのライブをよく見ていましたが、この佐野選手は、1日に何回もインスタライブを行っています。試しに見てみると、なんとも男臭い、哀愁の漂う語りと言うか、独特の考えと、視聴者との掛け合いで、ライブを進めています。
その話の内容は、どれも奥が深く、考えさせられたり、時にはおとぼけが入って、脱力(リラックス)させてくれたりと、自分がなんとも心地よい時間を過ごすことが出来ます。
そのうち、佐野選手のインスタライブが始まると、真っ先に接続して、視聴するようになりました。正確には、画はあまり動きが無いので、ラジオ感覚で聞かせてもらい、時には質問して、読んでもらって喜んでいます。
ゴールデンウイーク中は、1日家にいることが多かったので、ライブが始まるたびに聞いていました。さすがに仕事が始まると、お昼の放送は見ることは出来ませんが、夜もやってくれるので、家に帰ってから始まると、つい聞いてしまいます。
2005年、チームブリヂストン・アンカーに加入。
2006年、チーム・バン・サイクリングに移籍。
2008年、チームNIPPO・エンデカに移籍。
2009年
第31回アジア自転車競技選手権大会
個人ロードレース 5位
個人タイムトライアル(ITT) 6位
ツール・ド・おきなわ 総合6位
2010年
ツール・ド・熊野 総合10位、区間1勝(第2)
ブエルタ・シクリスタ・ア・レオン 総合3位
ツール・ド・北海道 総合2位
ツール・ド・おきなわ 総合3位
2011年
ツール・ド・台湾 総合3位
全日本自転車競技選手権大会・ITT 2位
ツール・ド・北海道 総合4位、区間1勝(第3)
ジャパンカップ 3位
2013年、ヴィーニ・ファンティーニ=セッレ・イタリアに移籍
2014年、那須ブラーゼンに移籍。
全日本自転車競技選手権大会 ITT 2位
ロードレース 優勝
2016年、チームマトリックスパワータグに移籍
全日本自転車競技選手権大会・ITT 2位
2017年
ツール・ド・おきなわ 優勝
全日本自転車競技選手権大会・ITT 2位
2018年
ツール・ド・熊野 区間1勝(第3)
全日本自転車競技選手権大会・ロードレース 2位
(Wikipediaより)
そんな彼の経歴を見てみると、那須ブラーゼンの文字がありました。地元チームの選手だったのではないですか。しかも、全日本選手権優勝?え、あの全日本?違う全日本では?と疑いました。私が知っている全日本は、最近しか知らないので、2019年の入部選手と新城選手の激闘の印象が強いのです。あの世界レベルの新城選手に、日本チームの選手がどんどん脱落していくイメージしかありません。
日本人なら全員あこがれる全日本選手権に優勝しているということは、日本アカデミー賞、最優秀主演男優賞を受賞したのと同じです。(?) 少なくとも、私はそう考えています。と言うことは、名実ともに人気実力を兼ね備えた、とても素晴らしい選手ではないですか。どうりで、言葉の重みが違うなと思いました。これを知ってからは、インスタライブ見る時に、正座するようになりました。(嘘です)
那須ブラーゼンも、私が見ている時期は、表彰台などなく、あまり強いイメージがありません。ただ、周りに聞くと、昔は結構勝ったりしていたと言っています。吉岡直哉選手や佐野選手がいた時は、優勝などがあったようです。そんなときに見たかったですね。
彼を取り巻くグッズやイメージは、独特のものがあります。
牽引ぼうやは、レース会場にも展示され、インスタスポットにもなっています。また、佐野選手にデコレーションされたハイエースも見ることがあります。
レースでは、マトリクスパワータグで外人選手に交じって集団を牽引したり、サポートする姿でした。力強さは感じていました。でもすでにベテランの域です。
インスタライブの内容ですが、ズイフトでトレーニングしながら、視聴者と会話をする時があります。質問に答えるのですが、結構真面目に答えてくれます。自転車やトレーニングの話には、抜かりはありません。私生活や趣味の話では、一種独特な雰囲気で、本気なのかふざけているのか、微妙な駆け引きが楽しめます。
人気ユーチューバーやインスタグラマーは、早口や情報をぎゅうぎゅうに詰め込んだり、ふざけたりテンション高いだけだったりする人もいます。それが、楽しめれば良いのですが、私もいい年なので、付いていけないと、白けてしまいます。楽しみ方に王道無しということを教えてもらいます。(本人は、そんなつもりではないのでしょうが)
特にロードバイクの話では、実績もあり、話に深みがあります。大変役に立つ、お言葉になります。
他にも、ストレッチやくつろいでいる時も、ライブをやっています。
ストレッチは、意外にも重要で、ちょっとやってみたら、結構体に応えます。ぜひ真似して、一緒にやってみましょう。
佐野選手もズイフトをトレーニングに導入しており、ライブ中継もしているので、フレンド登録していれば、一緒に走ることも夢ではありません。
以前、ミートアップにも呼んでいただきました。まとめる機能で離れることは無かったので、安心してのんびり走りました。走りながらも、熱いコメントを書き込んでくれるので、飽きることはありませんでした。
そんな佐野選手をレース会場で見ることを楽しみにしています。
新型コロナウイルスのせいで、レースの中止が相次いでいますが、幸か不幸か、こんな形で選手たちを知り、再開されるレースの楽しみが増えました。
普段の生活や仕事もこれから変わると思います。スポーツに参加したり、感染するのもきっと変わってくるでしょう。
佐野選手には、レースが始まってからも、インスタライブをやって欲しいですね。以前からやっていたか、不明ですが(今度ライブで聞いてみます)、また楽しい交流を続けて欲しいです。私みたいに、会場では声をかけたいけど、かけられない人もたくさんいると思います。そういう時に、SNSは役に立ちますね。ツイッターやユーチューブでは、一方通行になりがちですが、人として魅力があれば、ライブなどで発信するほど、どんどんファンが付いてきてくれると思います。
欲を言うと、私の目の前で、佐野選手が優勝するところを見たいです。贅沢は言いませんが、もう一度、全日本選手権を勝って欲しいです。そんな願いを込めて、また、インスタライブを見に行きたいと思います。