やいた片岡ロードレース、観戦記(2019年)

イベント
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やいた片岡ロードレースを見てきました。栃木県で行われるJプロツアーの4番目(宇都宮ロード、クリテ、那須クリテに続く)です。(去年は那須ロード、大田原クリテもありましたが、今年はありません)
(今年はタイムトライアルなど、いろいろな形式で去年と違ったラウンドで開催するようです)

コースの特徴

コースの特徴ですが、出来て新しい、片岡駅の西口ロータリーを丸ごと利用したコースと会場になっています。バスや車も完全に入れません(普段から通っていませんが)田舎でなければできませんね。
電車からでも会場が見え、高架の改札を出れば、コースと会場が一望できる、観戦ポイントになります。当日はあいにくの雨でしたが、駅の階段やバス乗り場の屋根がそのまま雨宿り出来る観戦場所になっていました。

スタート地点からすぐ左折すると、駅前ロータリーへ向かう道はまっすぐ下っており、ロータリーをぐるっと回った後、再び直線を駆け上がっていきます。
そのあと、田んぼの狭い道を走り抜け、なだらかな登り(私のトレーニングコース)をしばらく行くと、コリーナ矢板という、丘の上の住宅街の中へ進みます。
ここが700mあるのぼりで最大斜度は10%にもなり、力尽きた選手はちぎれてゆくポイントになっています。
コリーナをぐるっと回ったあと、同じ道を帰っていくため、すれ違えないので足切りが非常に厳しいです。
その長い下りの後(ジュニアスプロケでは厳しいらしいです)、グンと上って右折、登りながらの広い直線でゴールとなっています。

ロータリーの周りが会場になっており、ステージが歩道の端にあります。そのため、ステージの前は歩道の幅は狭く、後ろはすぐコースになっています。通路にもなっているため、人が5列も並べばギュウギュウです。
まあ、ロータリー全体からステージを見ることが出来ますので、それほど苦慮することはありませんでした。

矢板市の特徴は、東北自動車道、東北新幹線、東北本線、国道4号線が交差する、交通の要です(通過点ですw)

観戦ポイント

先にも述べたように、雨の為、人出もそれほど多くはありませんでしたが、それでもたくさんの人が来てくれました。
まず、メイン会場や出店などは、駅を出てすぐのロータリーにあります。
ここは、選手たちが直線の坂を下りてきてブレーキングしながらロータリーに突入、ぐるりと回って、一生懸命登っていくという、選手を360度見られるポイントです。
ロータリーで車体を傾けながら回るので、去年はペダルをはする選手もいました。
とても楽しいポイントです。

スタート・ゴールはメイン会場から300mほど離れたところにあります。少し歩きます。道が広く、両側歩道があり、空いているので良く見えます。

ここから歩いてか、自転車であれば、コリーナの坂まで行けます。
今回、10%の坂を(私も登ったことありますが)、選手がどんなふうに登るか見てみたかったので、歩いて行ってきました。
ゴール地点から3kmほどあり、結構時間がかかります。途中、未舗装路を通ることになるので、折り畳み自転車などがあれば、移動は楽になりそうです。(ロードバイクはガタガタ道でやられそうです。ただし、この未舗装路は、足切りされた選手が帰ってくる道です)
コリーナの坂は、歩いても勾配がきつくて長く、良く登るなあという感じです。
しかし、間隔の広い住宅街であり、ログハウス調やヨーロッパ風の家もあり、沿道には花なども咲いていて木々(杉の木だらけですが)がたくさんあるため、ちょっと雰囲気のあるいい風景であります。(選手はそんなの見ている暇はないと思いますが)

ここで見ていると、力のある選手はライバルチームの人数を削る為、スピードを上げます。付いていく選手も大変ですし、坂の苦手な選手はちぎれていきます。
先頭をひく選手は後ろを見ながら、有力な選手たちは周りをきょろきょろしながら、ライバルの出方をうかがっているのが良く分かります。
また、エースが遅れていると、それを待つためにチームメイトがものすごくゆっくり登っている光景もありました(ブリッツェンです)

ここで最後まで見たかったのですが、ゴールも見たかったので、帰ることを考え始めました。しかし、何周のレースで、今何周目?がわからなかったため、ユーチューブの音声ライブを聞いていました。
私はロータリーで1回(これは2周目。1周目はパレードランでロータリーは通過せず)見て、すぐに移動しましたが、移動中に2回通過したので、コリーナの坂で2周見たときに6周が終わって、あと2周しか残っていませんでした。
あと2周では、ゴールまで戻れないと思いましたが、なるべくゴール近くまで移動することにしました。

音声ライブをスマホで聞きながら歩いていると、そろそろファイナルラップでラスト1kmのところまで来ています。私は、残り300mの右折する前の短い上り坂の手前まで来たところで先頭グループが通過していきました。
先頭集団7名に絞られ、最後のスプリントにかけているようですが、ここでブリヂストンの今村選手が一瞬でこの短い坂をのぼりきり、他の選手は付いていけそうもありません。
ここで、決まったと思い、ゴールの方向(歩道がかろうじて見える)に目をやると選手がゴールを通過したような雰囲気です。
インターネット放送なので、実況はだいぶ遅れて今村選手の勝利を伝えました。
なかなか、いいところが見られたと思っています。

私は、家族をほったらかして来ているので、表彰式だけ見て帰ることにしました。
ブリヂストンの1,2フィニッシュに、オーちゃん(オールイス選手、名前長い)が3位に入っていい感じです。地元ブリッツェン、ブラーゼンがいないのが残念ですが。
今村選手は先日の宇都宮ロードレースで、Jプロツアー初優勝に続き2回目の優勝です。(私が見に来た2戦とも彼です)ネクストリーダージャージも取っています。よく見ると、すごい太ももの筋肉です。すごいスプリントが出来るわけですね。あやかりたいです。

どのレースもそうなのですが、どうしても力のある選手が勝ちます。当たり前ですが。
どうしても、先頭集団についていけない選手たちは、どういう気持ちで参加し、どのように爪痕を残そうとしているのか?(私も集団についていけない口なので)難しいところです。

今村選手のふとももすご!すこ!

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