パナレーサーのジラーのコンパウンド(接地面ゴム)の一部色が変わっていました。
ゴミでもついているのかな?と、思てよく見てみると、ゴムがはがれて(削れて?)いました。
取り付けてから約一年。5000kmは走ったでしょうか。
寿命かもしれませんが、ブレーキの練習もしていた為、後輪をロックしたときに、とどめを刺したのかもしれません。
また、前後のローテーションをしていなかったので、負荷のかかる後輪が先に無くなったのかもしれません。ローテーションしていれば、もう少し持ったかもしれません。
せっかく使い切ったので、レビューを書いてみたいと思います。
パナレーサーの最軽量クリンチャー(チューブド)タイヤであり、
「Pro Tite Belt」という、耐パンク層も接地面側に入っています。
従来品(RACE L EVO3)に比べて約20%もの転がり抵抗軽減しているそうです。
F723-GL-B 700×23C 160g
F725-GL-B 700×25C 170g
私のは、25Cです。
導入時のブログは、下記にあります。
とても軽くて細いです。25Cでも、それ以下の23mmくらいの幅です。
見た目が細身で、かっこいいです。
取り付けの感想は、それほど固くありません。普通にはめられます。
それ以外は、普通の軽量タイヤの特徴通りです。
・停止からの加速が良い
・停止が早い(グリップではなく、慣性が少ない)
・下りの加速が良い(転がり抵抗ではなく、慣性が少ない)
・緩斜面の上りが速い
・急斜面が楽(速くはならない)
・ロングライドで疲れが少ない
・高速の下りが不安定
・悪路が不安定
・乗り心地が硬い(高空気圧時)
・耐久が短い
よく言われるので、パンクしやすいのではないか?ということです。
私は、途中までパンクしたことはありませんでしたが、最後の方に2回連続でパンクしました。
やはり、表面が薄くなると、貫通しやすくなるのでしょう。
私は、摩耗しきる前であれば、乗り方に気を付ければ、パンクはめったに起こらないと思っています。空気圧も入れすぎない方がいいでしょう。だいたい6.5~7.0barで運用していました。
それでもパンクしてしまう人は、根本的に乗り方が合わないと思いますので、頑丈なタイヤを選んだ方が良いでしょう。
摩耗しやすい、耐久性が無いと言われますが、その通りかと思います。最初から、接地面の厚さが薄すぎます。
個人の感想ですが、ジラーは5000kmくらいで摩耗しきりますが、標準的な高性能タイヤは、1万kmくらいは持つと思います。
私は、年間6000kmくらいしか乗っていないので、ちょうど1年くらいで使い終わるのであればよいと思っています。それほど乗らない人であれば、ちょうど良いかと思います。
このジラーの後は、軽量タイヤにはまり、PIRELLIのTTを買ってみました。これは、耐パンク層を無くした、挑戦的な超軽量タイヤで、23Cを選んだので1本165gしかありません。
ピレリの特徴は、とても柔らかくて乗り心地がいいです。
これと比較してよくわかるのが、ジラーはしっかりしている(乗り味が硬め)ということです。
のんびり乗っている時は、柔らかい方が楽なのですが、スピードを出したり下りのコーナーや悪路では、柔らかいとロードバイクの挙動が乱れます。
ジラーは硬めなので、空気を入れすぎると、突き上げがひどいのですが、スピードを出すときはしっかりしたコントロール性があります。
人によって、ピレリの方がいいという意見もありますが、私のロードバイクのBMC SLR02と、ホイールのカンパニョーロ シャマルウルトラは、比較的柔らかいので、ピレリでは全体的にグニャグニャになってしまうのかもしれません。バランスという組み合わせで、私はジラーはいいと思います。
どちらにせよ、軽量タイヤはヒルクライム決戦用です。コーナーの多いロードレースでは、頼りないと思います。
しかし、ロングライドでは、軽量タイヤは疲れが軽減されます。ディープホイールや重めのタイヤでは、巡行スピードは早くなりますが、加速が楽な軽量タイヤは、完走後の疲れが少ないような気がします。
そんなわけで、ロードレース用と分けて、今はGP5000と併用しています。
軽量タイヤは楽できるので癖になります。次の軽量タイヤは他のメーカーを探すのか?ジラーに戻るか?になると思います。
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