持続可能な社会と、ロードバイクライフのモチベーション維持を考える

社会
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持続可能な社会(SUSTAINABLE)とは、「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発(が行われた社会)」だそうです。
要するに、今の人たちが満足に暮らせつつ、将来も続けられるようにするということです。

自分たちの私利私欲のために、限りある資源を使い果たしたり、住めないような環境にしてしまうことはやめようということです。当然ですね。

ロードバイクも、あまり頑張りすぎたり、何でもチャレンジしてしまうと、息切れや飽きが来ます。
社会もロードバイクも、どうやったら継続していくことが出来るのでしょうか?

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発展し続ける社会から、大きく舵取り

ほんの数年前までは、開発、発展など、どんどん豊かに、どんどん消費や給料が増えて、どんどん便利にならなければならないと言われていた時代でしたが、現在では世の中の動きは違う方向へ転換しつつあります。

会社は大量生産、大量消費を前提に、売り上げ、利益の倍増を目標に、大きな企業になっていきました。今でもそのような体勢の会社がほとんどですが、時代の波というか、それではうまくいかないと感じているはずです。確かにバブリーな時代には、大きな目標を掲げても達成することが出来ましたが、現代では、毎回会社の目標が達成できない現実に、ギャップを感じていると思います。

会社としては、どうしても売り上げ、利益を第一目標にしています。はっきり言って、従業員を守ろうとしていません。従業員もコストの一つとして、いかに削るかの対象になっています。レジ打ちの自動化や工場の海外移管を見れば、いかに雇用が減っているかわかります。

本来の労働というのは、みんなで働いて、みんなで利益を出して、みんなで分配することが基本です。決して、会社の存続の為、知名度の為に、人を犠牲にしてはいけません

以上を前提にすれば、大量消費、技術開発の頭打ちの現代では、いかにみんなが満足いくように生活でき、会社が存続しなければならない方法を考えなければなりません。社会も会社も、現実を直視し、やり方や目標を変えて、大きく舵を切らなければなりません。
戦後の約70年の発展と、バブル期からの裕福な社会も、ほんのわずかな期間でした。この先いろいろ変わっていってもおかしくありません。

そんなわけで、人々は、無駄に浪費による満足をやめ、心を豊かにし、会社も利益は求めず、身の丈に合った仕事を見つけ、細く長く続く世の中を実現していかなければなりません。

持続可能なロードバイクライフ

持続可能なロードバイクライフを考えてみましょう。
かといって、ロードバイクは、物を浪費し、環境を破壊し、雇用を減らしているわけではありません。むしろ環境には優しいです。パーツは浪費しているかもしれませんが。

ただ、ロードバイクは長く続かない人も結構います。いろいろな問題があり、ストイックな部分もあり、やめてしまます。
そういう意味では、ロードバイクライフを続けていくことを考えることは、自分の趣味を守る、大切なことだと思います。

ロードバイクの楽しみ方は、ロングライドやグルメライド、サイクリングからレースなどがあります。
ただ、特性上どうしても速く走れてしまうので、競争を意識したり、トレーニングなどのハードな部分にも特化出来てしまいます。
ロードバイクの格好やコストで間口が狭い中、目的の一致しない同士で走るのが苦痛になってきます。
ソロライドも良いのですが、だんだんマンネリ化してくるようです。

初心者の方は、最初は100kmのロングライドが目標になると思います。100kmはそれほど難しくなく、数カ月も乗っていれば、自然と行けてしまいます。
しかしそのあとは、150km、200kmと距離が増えていき、ブルベへ挑戦する人も出てきます。

しかし、毎回200km走るというのは、時間も体力も準備もかなり消耗します。また、同じところを何回も走ると、飽きてしまいます。だいたいの人は、長距離の計画を立て目的地を決めて、一度達成してしまうと、めったに同じことを繰り返すことをしません。そうなると、行くところが無くなってきます。

坂好きな人も、近くの山を登ってしまうと、違う山に行ったりします。またタイムを縮めることを目標にすると、いづれは頭打ちになります。
エベレスティングなども、何回もする人は、いませんね。

持続可能とは、ほどほどに

企業でも規模ばかり追い続けていて、うまくいっているところはありません。無限に拡大することは無いからです。国も同じで、繁栄し続けることは難しいのです。
経済理念からも、富める者がいれば、貧する者もいます。利益は他者から奪うものです。

ロードバイクも突き詰めていけば、より速く、より遠くへ行くことが出来ますが、永久に速くなり、遠くに行けるわけではありません。
また、そこに行くまでには相当の練習量が必要です。それと引き換えに、いろいろと犠牲になるものがあります。

そんなわけで、何でもほどほどにやることが良いと思います。
他人に惑わされず、自分のペースで気長にやることが、持続可能になりうるのです。
1人でやると、同じ行為は飽きますが、同じ目的の仲間とやることは、同じことを行っても、違う事象となるので、飽きということにはなりません。
気の許せる仲間と走ったり、イベントに出たり、健康に気を使って乗ったりすることで、一生の趣味として、ロードバイクは楽しめると思います。

自分の生活、仕事、家族の中で趣味は行うものです。趣味であれば、1日1時間程度です。人によって、何時間も出来る人もいますが、そういう人と同じ土俵で走ることは難しいです。
競って楽しいロードバイクなのですが、同じレベルの仲間と長く出来ることが最善でしょう。

世の中も、早く競争をあきらめて、お互いの存続を願わなければなりません。
他者や他国を蹴落として、上に行かなければいけないような政策が変わらなければ、存続は不可能でしょう。
資本主義もほどほどに、心も体も、安全・安心の世の中が持続するように、願わずにはいられません。

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