2023年、4年ぶりのやいた八方ヶ原ヒルクライムレースに参加しました

イベント
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2023年7月30日、栃木県の矢板市にて、やいた八方ヶ原ヒルクライムレースが開催されました。
我が矢板アローズサイクリングチームのホームコースであり、ホームレースにもなります。

今回はタイムは気にせず、体は絞らず、練習せず、楽しく上ることにしました。
チーム戦もありますが、矢板を離れて、チームでの練習や大会に参加することがまれになっており、チームでワイワイやることも主目的にしてみました。

記録は置いておいて、久しぶりになつかしさとチーム戦の楽しさを満喫できた大会でした。個人的にも大会的にも盛り上がったと思います。ロードバイクをやっていて良かったと思える瞬間でした。

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当日の朝

実はここ3年くらいは、単身赴任先からいろいろな大会に参加していたので、準備は自分のペースで行え、食べるものも時間もきっちり管理できました。しかし今回は自宅からの参戦なので、食事は家族と同じものだったり、時間的に融通が利かなかったりもしました。それでも、前日は十分睡眠をとり、食事も希望を通してもらえたので、準備は万端です。

しかしながら、最悪の事態が。朝から下痢をしてしまいました。私としては、珍しくないのですが、この日に来てほしくなかった。腹痛は全くなかったのですが、これでは水分不足とエネルギー不足の心配があります。しばらく様子を見て止まりそうなら薬を飲まないのですが、出発時間になっても止まりそうもなかったので、胃腸薬と下痢止めを飲みました。

集合時間は8:50ころだったので、家を8時に出ても間に合いますが、一応6:30ごろ出ようと思っていました。会場まで7kmほどを自走しようと思っていたのですが、遅くなってしまったので、車で行くことにしました。

会場までの移動中、コンビニには参加者の車が集まっており、車道にもローディが多く走り、大会の雰囲気をこれでもかと感じさせられました。
駐車場からは会場の泉中学校へ、ロードバイクで移動です。近道をしようと思ったのですが、よくわかっておらず、川沿いの砂利道をかなり遠回りをして、やっと着きました。
泉中学校は、今年で廃校となったようで、何とも寂しい限りです。こういうイベントや他にも有効活用して欲しいものです。

会場に到着すると、すでに多くの人がいました。チームメンバーも、じてんしゃ屋フレーシュさんのブースに集まっています。昔一緒に走ったことのある人もおり、懐かしい同窓会の様です。
会場にはワコーズやブリッツェン、ブラーゼンのお店、飲食店も出ています。ステージでは、栃木県ではおなじみのブラーゼン取締役の若杉さんとブリッツェンラヴァーズのYUUさんが盛り上げています。若杉さんは選手、チーム監督を歴任されていますが、司会の方が板についていて、ほぼプロ芸人並みです。コロナ禍ではほぼ見かけることが無かったので、これもまた懐かしいです。

体調は問題ないのですが、トイレに行けば出ました。とは言え、それほど便意は無いので、収束方向で問題なさそうです。ただ、奪われた水分とエネルギーを少しずつでも補う努力をしました。
レース前には、モンスターとアミノバイタルゼリーを注入しておきました。
暑いのは暑いのですが、水はそれほど飲んでいる暇はないので、ボトルは一本です。途中給水も2カ所あるとのことで、問題ないでしょう。

受付は前日に行っていますし、スタートも9時過ぎなので、当日はかなりのんびりという感じです。
前日の受付では、ゼッケンや計測タグ、参加の景品などをもらいました。景品は、片岡にお店のある木村屋の八方の月というお菓子と、矢板に工場のある壮関の茎わかめ、そして矢板名産のリンゴジュースです。

レーススタート

泉中からパレードランをして、スタート地点まで3.5kmをゆっくり走ります。走りながら、私が5年前に初めて八方ヶ原ヒルクライムレースに出たときの記憶を思い出し、何となく感傷に浸っていました。あの時はゴールまでたどり着けるのか?という不安に包まれていました。今はゆっくり走ればゴールは出来るという確信が持てるまでになりましたが、腰や心臓の方が心配で、別の意味でたどり着けるのか?不安ではあります。

このスタート地点までの3.5kmは、地味に上っています。平坦だと思ってスピードを出すと、かなり疲れますので、ゆっくり移動するのがコツです。
そして今日は暑いです。なぜか会場より、スタート地点の方が、日差しがきついです。日に当たっている背中の部分が、焼ける感じがします。スタートまで10分程度待ちますが、結構みんなやられているようです。
私は仕事で3時間くらい外で作業したり、東京の方が暑いこともあり、それほどダメージはありませんでした。

ほどなくスタート。最初は2%くらいのほぼ平坦ですが、最後まで持たせるために飛ばしません。すると、結構抜かれました。最初の上り始めも急なので、無理はしません。周りが速いので気になりますが、気にしないように走ります。

とにかくマイペースを守り、無理をしないように前半の県民の森分岐点を通過します。何とか腰の痛みを出さないように走れており、ペースは落ちていないようです。ただ、八方の斜度はきついので、頑張ったら足が終わってしまいます。がんばらないと登れないのですが、痛みや疲労が出ないように、ぎりぎりのラインので走っています。ペースの増減などをしている余裕はありません。

八方は標高が上がるにつれ、涼しくなってくるのですが、この日は暑さがきつかったので、涼しいという感覚が全くありませんでした。それでも水をかぶったり、がぶ飲みしたりするほどではなく、予定通りの走りが出来ているようです。
しかし、序盤から暑さにやられてコース横で止まっている人は、結構いました。

県森分岐をすぎて、残り3kmの山の駅たかはらまでに2カ所給水所がありました。ここでは冷たい水がもらえて、かなり回復しました。半分飲んで半分頭にかけました。違うヒルクライムレースではぬるかったので、その時に比べてありがたい限りです。

残り3kmの山の駅分岐で声援をもらい、残りの力を出せる準備をします。とはいえ、少しずつ腰の痛みも感じており、ペースは上げられません。足より、腰の痛みがリミッターのような感じです。
まぁ、ここの3kmも意外と長いので、ペースを上げると持ちませんけどね。

また、スタートの時に、サイクルコンピュータのラップボタンを押したはずなのですが、うまく押せていなかったようで、タイムがだいたいしかわかりませんでした。タイムは気にしないつもりでしたが、速いのか遅いのかと、ゴールタイムくらいは知りたかったです。

ラストスパートは、ゴールの大間々台駐車場の800mくらい手前で、木々が無くなって視界が開ける所からです。ここまでは、斜度がきついまま風景も変わらず、まさに苦行で我慢のヒルクライムです。ほっとできるのは、黒いガードレールを左にカーブして、視界が開けるここからです。

最後まで斜度は緩まないので、直前までもがくことは出来ませんが、右手のつつじの群生の葉っぱの上に展望台が見えたらもうゴールです。残りの力を振り絞って、何とかゴールしました。

ゴール後は、水をかけてくれるサービスがありました。ポリバケツに入った冷水をひしゃくで頭から掛けてくれます。ただ、かけてくれたのがおそらくロードバイクを知らない高校生だったので、頭にかけたあと背中にかけてくれました。そのあとお尻の方にというわけで、ストップをかけましたが、シューズの中も濡れてしまいました。軽傷でしたが、シューズの中は濡らさないでね。
水のペットボトルとリアルゴールドをもらって、下山荷物を受け取ってチームメンバーの所へ行きました。おそらくスタート時間とタイムから、20~30分は待っていてくれたと思います。写真を撮って、下山待機場所の山の駅たかはらへ移動しました。

タイムは1時間10分でした。あとゼロコンマ数秒で10分を切れましたが、ゴールのところで写真を撮っており、写真写りを気にして、前を走っている人にかぶらない様に距離を取ってゴールしてしまいました。スプリントしていれば、10分切れていたと思います。w

レース後の安堵

山の駅では、早い人は下山準備を整えています。チームで集まって写真を撮ったりしてくつろいでいました。お腹の調子も悪くないので、おしらじソフトクリームを食べました。
地元チームということで、下山ライダーを頼まれていたので、ある程度の塊ごとにチームで一人ずつ対応しました。

下山後は会場の泉中学校で待機です。リザルトも張り出されていましたが、チームメンバーも2人入賞したようです。そして、チーム戦では、私の入っていない方のチームが全体で優勝しました。
チーム戦の良いところは、自分が全く表彰に縁が無くても、チームメンバーが入賞したり優勝すると、自分のことのようにうれしいのです。なので、この結果を素直にみんなで喜び、祝いました。

チーム戦も表彰式が行われ、私もおまけでステージに上がって写真を撮ってもらいました。良い記念です。

そのあとはメンバーと関係者で、矢板市のピザ屋さん、ヴィアナポリへ移動し、ピザでお祝いしました。こちらのピザは、とてもおいしくて、矢板の自慢になっています。

開催も危ぶまれていた八方ヶ原ヒルクライムですが、開けてみれば参加者も450人くらい集まり、楽しみにしていた人がたくさんいたのだなと思いました。
大きなレースもいいのですが、地域密着型のアットホームなイベントも、出てみると楽しいので、サスティナブルな世の中、持続可能なイベントの開催がもっと増えて欲しいものです。

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