ガーミンは速い?平均速度を上げたい人の、走行時間を短くする方法

トレーニング
4.8
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ロングライドやトレーニングでロードバイクに乗って帰った後、サイコンを見ますよね。その時、平均速度という項目があります。私は、その平均速度を見て、よく一喜一憂します。
まだロードバイクを始めたばかりの時は、ロングライドをすると、大体平均速度が20km/hでした。今は、23~25km/h。荒川サイクリングロードでは、27km/hくらいです。

ただ、若い人の練習などでストラバを見ると、30km/hを越えています。平均速度で30km/hですよ。しかもサーキットではなく、一般道で信号で止まったりしながらです。(サーキットのレースでは、平均40km/hですね)一体何キロで巡行しているのでしょうか?

そんな平均スピードに憧れて、何とかアベレージを上げようと努力しているのですが、なかなか上がりません。まぁ、平均30km/hにするには、巡行が35km/h以上出さなければならないので、巡行30km/hがやっとの私にとっては、無理な話でしょう。

これからの話は、裏技的に平均速度を上げる方法です。平均速度の仕組みを考えれば、巡航速度が変わらなくても、平均速度が少しだけ上がると思います。。

ここで話す平均速度は、停止時間を含みません。動いている時の平均スピードです。俗にいう、ネットです。グロスは、休憩時間も信号待ちもすべて含んだ、出発から到着までの平均スピードです。

ただ、結論から言うと、平均速度を上げたければ、脚力を上げた方が、正当だと思います。

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サイコンやロガーアプリの平均速度計算方法

平均速度を計算するのは非常に簡単で、移動距離をかかった時間で割るだけです。

トータルの移動距離[km] ÷ 経過時間[時間]

経過時間ですが、スタートからゴールするまでかかった時間で割ると、グロスです。
例えば、100km走った時、朝7時に出て、お昼の12時に家に着けば、5時間かかっていますが、5時間で割れば、平均スピード20km/hです。途中、1時間休もうが、全部赤信号で止まろうが、関係ありません。これがグロスの平均スピードです。

対して、ネットは実際に走っている時の平均スピードは、休憩や信号で止まった時間を除きます。信号では数十秒を何回も止まります。休憩では10分や20分止まっているので、それらを合計して、経過時間から引きます。実際のサイコンでは、動いている時間を記録しておいて、走行距離を動いている時間で割ります。
先ほどの状況で、トータルで1時間止まっていたとすれば、動いていた時間は4時間です。100kmを4時間で割れば、平均スピードは25km/hです。これがネットの平均スピードです。

ネットとグロスの使用目的

ネットとグロスはどちらを使えばよいかは、目的によって違います。
トレーニングや自分の実力を測るには、ネットを使うことになります。実際に走っている時の平均スピードになるので、休憩や信号での停止を除いて、走っている時の平均スピードになります。速くなれば、自分の実力が上がったことが確認できます。

では、普通の人はあまり使わないグロスですが、出発から到着までの時間で割りますので、休憩や停止時間込みの平均速度です。主にブルベなどで使用します。ゴールまでの時間を短縮したい時に使います。時間の限られたお父さんたちにも使用できます。

ネットの平均速度を上げるポイント

主に自分の実力を測る時はネット使いますが、ネットの平均速度を上げるポイントは、「いかに走っている時間を減らすか」ということです。休憩はいくらとっても変わりません。また、「走っている時は出来るだけスピードを上げる」ことも重要です。
それを踏まえて、以下に挙げてみます。

無駄な移動時間を減らす

実際に距離を稼いでいる時以外に、時計が進むときがあります。
出発地点までの移動や、休憩場所でうろうろ、迷っている時や走りと関係ない場所での移動などです。
変な話ですが、動くときは、100m先でも目的場所を決めてしっかり加速して、しっかり止まることです。
時速30km/hで30秒走ったあと、うろうろして5km/hで30秒走ったのを足した平均速度は、17.5km/hまで下がってしまいます。
休憩中に、盗難防止のため、サイコンを持ち歩くこともありますが、この時も移動時間に入ってしまうこともあるので、注意が必要です。

赤信号での惰性停止をやめる

前方200m先の信号が赤の時は、足を止めて、惰性で停止線まで進みます。しかし、この時の平均スピードは遅くなって行きます。同じ200m進むのに、きっちり30km/hで進むのと、惰性で平均15km/hで進むのでは、平均速度を下げる原因になります。
悪いのは、青信号になるまでだらだら移動して、青になったら進むことです。本来であれば、止まった方が計算のための時間が減ります。

理想は、信号が赤になったら、停止線まで全力で走り、急ブレーキで止まります。しかし、それは危険な行為なので、出来るだけ速度を維持して、強めのブレーキで止まります。(もちろん、安全優先です)
スタートしたら、一気にトップスピードまで乗せます。だらだら加速すると、平均スピードは下がります。

だらだら移動はしない

疲れたからとか、足を休めてとかで、スピードが落ちたまま、移動すると、平均速度が落ちます。
これに対する裏ワザは、休憩はいくらとってもネットには関係ないので、足が完全回復するまで休み、走っている間は、しっかりスピードを上げることです。

山は行かない

上りは平均スピードが落ちます。下りで挽回できますが、空気抵抗の影響も大きく、コーナーや信号でブレーキをかけるので、平均して平坦を上回るほどスピードが上がりません。

信号の少ない道を選ぶ

赤信号でいくら努力をしても、下がることしかありません。信号のない道を選ぶのが理想でしょう。もちろん車や路面などの影響もあって、思ったほどスピードが上がらない場合があります。サイクリングロードや、車の少ない、路面のきれいな道を選ぶのも一つです。

機材にこだわる

巡行スピード上げるには、機材のこだわりも必要です。太いタイヤをいくら力強く漕いでも、スピードはあまり速くなりません。
転がりの良いタイヤ、ディープリムホイール、エアロフレーム、ピチピチのサイクルジャージなどを工夫すれば、数km/hのスピードアップも可能です。

追い風を利用する

風の影響はかなり大きいです。しかし、風はコントロールできません。
ただ追い風であれば、平均速度は簡単に上がります。その代わり、無風の時にその記録を破ることは出来ません。
また、帰りは向かい風になるでしょう。

テクニックとしては、天気予報を見て、風向きを計算すること。低気圧が通り過ぎる時は風向きが変わるので、行きも帰りも追い風になるようにコースを選ぶこと。追い風の時は土手や田んぼなどの風の抜けの良いところを走り、向かい風の時は、建物の間や山間を走ると良いでしょう。

いくらでも休んでよい

疲れてくると、巡行スピードは落ちてきます。しかし、しっかり休めばまたスピードを上げることが出来ます。

平均スピードにこだわる意味はあるのか?

私もここまで書いてきて感じたのは、「めんどくさい」、「現実的ではない」ということです。また、急加速は疲労を増大させます。慣性で走るのは、ロードバイクの得意とするところですが、それをやめてしまうのは効率が悪くなります。何より危険を伴います。グループライドではできません。

トレーニングとして、いつも決まった区間を走っているのであれば、ある程度目安にはなります。しかし、ロングライドなどでは、わずかな差や新記録などは、状況による影響が大きいため、狙えるものではありません。
とりあえず、考え方の参考として、読み流してください。
それでも、若い人の平均速度の速さを見ると、年甲斐もなく意識してしまいます。

ただ、ひとつだけ、解せないところがあります。

ガーミンの違和感

いっしょに行った人と、平均速度が合わないことはよくあります。多少の誤差はやむを得ないでしょう。でも、いつも私の方が平均速度が遅いのです。一緒に走って一緒に止まっているのにです。
その相手のサイコンはガーミンが多いです。私のはブライトンです。高いサイコンの方が、速くしてくれるのでしょうか?あながち間違いではないようです。

ガーミンには、オートポーズに設定があるようです。オフにもできますが、オンにした時、何km/h以下で停止するか、設定できるようです。
例えば、5km/h以下にすると、5km/h以下になると止まっていることになります。停止中のGPSの誤差や、歩いて押している時など反応しないように出来るようです。

この機能を実際確認していませんが、止まる丁度くらいに停止します。発進してしばらくして時計が動き出します。
私のブライトンは、そういう設定が無いので、スピードが0km/hにならないと時計が止まりません。また、0km/hになっても、2秒くらいは時計は動いています。森の中や曇りなどのGPSの感度が低い時などに、時計が動いたりします。それらが積み重なり、ガーミンより動いている時間が長くなり、平均速度がコンマ数km/h遅くなるのです。
ちなみにスマホのストラバアプリはもっとルーズで、停止して10秒ほど時計は動いています。

まぁ、細かいことは気にしない方がいいでしょう。
結論は、平均スピードを上げたければ、ガー〇ンを買えという事かな?^^

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