水を飲めば熱中症対策になるの?猛暑日のロードバイクは、自分で発熱していることを意識しよう

サイクリング・ポタリング
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6月なのに梅雨が明けて、猛暑日が続いています。さすがに、外を歩く人やスポーツをする人は極端に減りました。でも、好きな人は乗ってしまうのがロードバイクです。

熱中症対策では、水を飲むことや休むなどと言いますが、これは運動をしていない人の話です。スポーツをする人の話ではありません。スポーツはしないようにというお達しもあります。
勘違いして、命を危険にさらさないように、猛暑日の行動を考えてみましょう。

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水を飲めば大丈夫?

暑いと汗をかくので、体から水分が奪われます。それを補うために水を飲まなければなりません。
一つは、水だけ飲んでいると、塩分が不足します。身体は塩分濃度を一定に保とうとするので、汗で塩分が奪われると、塩分濃度が下がるので、水だけ出そうとして、かえって脱水症状になるそうです。(夏のレース前にたくさん水を飲みますが、水だけではトイレにばかり行ってしまいます)
経口補水液もいいらしいですが、ちゃんと食事もとって塩分を補給できるようにしましょう。(食事もできない状態で乗ること自体が危険)

汗は体温を下げますが、限界があります。水を飲めば体温が下がるわけではありません。確かに汗をかき、冷たい水を体に入れれば少しは下がりますが、これでどんな暑さにも耐えられるわけではありません。
ユーチューブでも、暑いので、水を飲みながら行きますという人がいますが、水を飲むから大丈夫なように聞こえます。でもこれは非常に危険です。

それからやらないと思いますが、暑いからと言ってビールなどのお酒を飲むと、かえって脱水症状になります。アルコールを分解するのに、多くの水が必要になるからです。レースやトレーニングの前日にたくさんお酒を飲むと、朝には脱水症状になっています。

休息を取りながら行けば大丈夫?

休息をとると言っても、日陰で休む程度では、危険です。
ロードバイクは有酸素運動です。筋肉を使っているので、体温はどんどん上昇いしています。
体温は36度程度ですが、外気温がそれ以上になったり、湿度が高くて汗が蒸発しづらいと、体温は下がりません。

休むのであれば、冷房の効いた建物の中で休みましょう。コンビニや食堂で、十分休憩しましょう。

少しでも危険な状態にならないためには?

猛暑日でなくても、湿度が高かったり、体調が悪ければ、30度でも熱中症になります。
暑い日に乗るのであれば、少しでも以下のことをして、危険を回避しましょう。

・強度は上げない。トレーニングはしない。
・止まる時は、日陰に入る
・無駄に動かない
・途中で逃げる方法を考えておく
・水をかぶる、水浴びをする

・氷を背中に入れる、凍ったペットボトルをバックポケットに入れる
・無理をしない
・短時間にする
・体調の悪い日は乗らない

まず、運動は自分で熱を作るので、高強度トレーニングは無理です。また、タイムトライアルをしても、タイムは上がりません。身体が中強度程度で限界に達します。追い込みが足りないとか思わないでください。とにかく、動くと体が熱くなります。

それに止まっている時に、日の当たるところでスマホをいじったりするのは危険です。無理にでも、電柱1本の影でもいいので、日陰に入りましょう。

それから、水を浴びるとかなり体が冷やされます。水道があれば、水をかぶりましょう。
涼しいからと言ってヒルクライムに行くと、上りきる前は意外気温も高く、運動強度も強く、途中に水道や自動販売機も無いので、逆に危険な状態になったりします。(体験済みです)

また、逃げ道を考えるのも重要です。途中で体調が悪くて引き返しても、帰り道が1時間とかあると、間に合わないかもしれません。普段10分の距離でもたどり着かないかもしれません。
まず遠出をしないことです。遠出をしても、体調が悪ければ、涼しい輪行で帰れるようにしておいた方が良いです。または、車で迎えに来てもらえるようにするかです。

若い人は体力があるので、ガンガン行ってしまいますが、同様に危険があるので、注意しましょう。我々おじさんは、もっと危険なので、乗らない方が身のためです。

猛暑日の過ごし方

トレーニングなどをしている人は分かると思いますが、夏暑いシーズンは、ピークを一旦下げます。レースシーズンは4~6月と9~11月として、無理せず、体調の維持に努めた方が良いでしょう。ここで無理をすると、秋に夏バテなどで、絶不調になったりします。(夏のレースは、暑さに強い人向けです)

体調維持に努めるには、
・昼間は乗らない。早朝おすすめ
・昼間は1時間を目安に、無理をしない
・エアコンの効いた室内で、ローラー練習

確かに若い人や暑さに強い人もいますし、わざわざ暑い時に暑い場所で開催する、バーニングマンというレースもあります。
グループライドは、弱い人が無理をすることになるので、強い人は5割くらいの加減で、弱い人は嫌な予感がしているうちに、離脱した方が身のためですし、周りにも迷惑になりません。
私は、最高気温が35度を超える時は乗りません。または、山に行きます。でも、短時間です。

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