ロードバイクトレーニングにアルコールは良くないと聞きます。積極的に禁酒する人もいます。
私は、適量であれば問題ないと思っています。もちろん、プロや高いところに目標をおいている人であれば、不安要因を徹底的に取り除いていると思いますが、ホビーレーサー程度であれば、問題ないのではないでしょうか?
お酒が悪いとされる要因
一般的にトレーニングにお酒が悪いとされている理由ですが、
・肝臓などに内臓に負担をかける
・太る
・筋肉の回復が遅れる
・疲労の回復が遅れる
などです。
一方、良い点もあります。
・ストレスの解消
・血行の促進
・筋肉が鍛えられるという説も
筋肉が鍛えられるというのは、アルコールを分解するのに、筋肉が働いているため、鍛えられるということですが、ロードバイクと違う筋肉でしょうね。
お酒の影響はかなり少ない
悪い点としてあげられているのは、一見運動を妨げている害でしかありませんが、これらは人間が生きていく活動としては一般的なことです。
食事をすることも、胃や腸に負担をかけますし、あごや歯が劣化します。身体も重くなり、当然内臓を動かすので疲労につながりますし、筋力回復の妨げになります。息を吸うのも、体を酸化させ、エネルギーを燃やし、疲労を生み出し、老化させています。
疲労しないのは、食べずに息もしないことになりますが、それでは死んでしまいます。
私は生きるための人間の行動や働きは、すべてストレスとして分類できると思います。身体への負担という意味でです。
そのため、ストレスとは、食べる事、息を吸う事、寝る事、歩くこと、働くこと、家庭を持つこと、子供の面倒を見る事、人と話すこと、社会のルールを守ることなど、何でもストレスとなって、体へ負担をかけます。
この一つにアルコールがあるだけで、アルコールをやめれば、トレーニング効果がうなぎのぼりになるという風には思えません。
おそらく、トップアスリートであれば、お酒も含めて、社会活動や家庭の仕事も極端に減らし、トータルでストレス因子を排除していると思います。
仕事でグッタリ疲れて、顧客に文句を言われ、家に帰って嫁さんの機嫌が悪かったら、それはもうストレスです。お酒1杯のストレスとは比べ物にならないほど、トレーニングパフォーマンスが低下するでしょう。
ホビーレーサーであれば、仕事や家庭、子育てなどの疲労もありますし、思うようにトレーニングできないことや、良いフレームやローラー台などの出費も制限されているという、精神的なストレスもあります。その中で、ロードバイクを楽しむしかありません。
そうなると、一握りしか勝てないロードレースで結果を出すことは難しく、ヒルクライムやエンデューロでイベントを楽しむ程度になります。この場合、それほどストイックに禁酒しても効果はあまりないと考えます。
私の場合
私も基本的には、トレーニング中はお酒を減らしています。これは、ダイエットの一環です。
もともと、それほど毎晩浴びるようにお酒は飲んでいません。たまの飲み会では、ビール、ハイボール、サワー、焼酎、日本酒、カクテル、ワインなど、何でも飲みますが、トータル5~6杯程度です。夏はビールをまぁまぁ飲みますが、350ml缶1本を週5回くらいです。
基本、お酒がおいしいと感じているわけではありませんし、2杯くらいなら、酔うという感覚もなく、たくさん飲むと意識ははっきりしたまま、頭が痛くなるだけです。
ではなぜ飲むかというと、みんなと会話したり、夏暑い時ののどの渇きを潤したりする程度と考えています。ですので、ダイエット中でも、お酒を減らすことは抵抗はなく、それでもたまには飲み会をしたり、ほどほどにやっています。
最近感じたのですが、ダイエットで食事制限をしていると、特に夕飯後に口さみしさを感じます。そして、つい何か食べてしまうのですが、その時焼酎の水割りをちびちび飲んでいると、感覚がまぎれて、何か食べるよりはカロリーが低く抑えられている気がします。
また、トレーニング後も時々飲んでいますが、トレーニングも大したことをしていないので、お酒の量で何か変わるということはありません。当然、二日酔いくらい飲んだら、次の日は力など入らない身体になりますが。
イベントというか、タイム計測会の前日に居酒屋で3杯くらい飲んだこともありますが、翌日はスッキリしており、パフォーマンスに問題は無かったと思います。
お酒の飲み方
何事もほどほどが良いでしょう。飲まないに越したことはありません。特に脂っこいものもそうですが、食べ過ぎれば何でもおなかの調子が悪くなります。体の不調があれば、疲労感や全力を出せないなどの問題は、何にでも付きまといます。
確かにトレーニングでの疲労が激しく、それを回復するのにお酒は邪魔です。この場合、トレーニングのやり過ぎも問題になると思います。やり過ぎはストレスです。トレーニングはやればやるだけ効果があるものではなく、トレーニングにも適量があると考えます。
大酒を飲んだり、お酒が飲めない人が飲むと、当然体に負担があります。
ただ、お酒が大好きで、お酒を飲むために毎日トレーニングをして、ヒルクライムレースで年代別何度も優勝している人もいます。
確かに、ロードバイク中心で強くなりたいのであれば、他の娯楽はなるべく減らすことが、ロードバイクへ関わる時間を増やし、集中できるのは確かです。お酒以外にも、ゲーム、テレビ、動画、SNSなど、時間の浪費に関わるものを減らすことは重要です。
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