チェーンのメンテナンスは、注油より汚れ落としが重要。チェーンクリーナーに、さらにひと手間かけて

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ロードバイクのチェーンへの注油は、どのくらいの頻度でやればいいのでしょうか
これを気にしている人は、結構頻繁にチェーンへ注油していると思います。

そういう私も、毎週のように注油していました。しかもたっぷりと。でも、これは逆に良くないようです。

私の経験から、理想的なチェーンへの洗浄、注油の方法を紹介したいと思います。

と思ったのですが、下のStradistaさんのユーチューブ動画が、かなり的を得た解説をしています。
これを見れば十分ですね。

3分で終わるチェーンの洗浄と注油【ロードバイクメンテンス】
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チェーンの洗浄と注油ついて

まぁ、見た方が早いのですが、補足説明として、文章にまとめてみました。
チェーンは油を差すだけではだめ。しっかり汚れを落とすことで、回転抵抗の軽減と長持ちさせる秘訣を解説しています。

チェーンの油はなかなか切れない

実際、油が切れるとは、どこまでの状況でしょうか?目で見てわかるものではありませんが、動かしてみて、動きが悪かったり、触ってもぬるぬる感が無い状態でしょう。さびたチェーンのように、キコキコ音が出るようでは、遅すぎます。

とりあえず、普通に使っている分には、1カ月くらいは油は付いています。雨の中を走ったりすると、流れてしまうこともあります。油切れという意味では、なかなか切れません。

チェーンはなかなか錆ない

チェーンは鉄製ですが、ニッケル亜鉛メッキ処理されています。このメッキが削れなければ、さびることはありません。なので、錆びてないから、油を差さなくて大丈夫ということとにはなりません。削れてくれば鉄が露出するので、そこから錆びることになります。油は、削れづらくするために必要です。

油は回転を重くさせる

ママチャリなら、チェーンは頑丈にできているので、月1回くらいの注油で、汚れで真っ黒になっても問題ないのですが、ロードバイクはママチャリとは目的が違います。

ロードバイクのチェーンは、速く走る為に作られているため、薄く、軽く、耐久性はぎりぎりに削られています。

油は、逆に言うと抵抗になってしまいます。グリスに例えれば、粘度が高い油をかき混ぜることで、抵抗が発生します。そこに砂や汚れが入ってしまうと、ゴリゴリ、ゴロゴロ削っているようで、チェーンが滑らかに動いてくれるはずがありません。

抵抗が増えないように、薄い皮膜だけ付けばよいことになります。必要なところに必要な分だけ付けることが理想です。

本当は油は無い方が滑らかに動きますが、あっという間に削れてしまい、鉄粉で目詰まりしてしまいますし、表面もガリガリになります。

30㎝もあるパーツクリーナーは安いのですが、繊細なロードバイクには不向きです
使ってみましたが、勢いで油を溶かして飛ばして乾く感じです(写真は仕事用)

チェーンの油は砂をつかんでしまう

砂の多いところを走ると、チェーンが汚れやすいですが、塗り方も影響します。
私も良くやっていたのですが、オイルをたっぷり塗るのはNGです。チェーン表面に付いた油に砂が付きやすく、たくさんの汚れが付着してしまいます。

オイルの種類にもドライやウェットがあり、ドライの方が付きづらいのですが、長持ちしません。私はウェットしか使ったことはありませんが、塗った後にふき取ることがとても重要になります。

チェーンのメンテナンスとは洗浄のこと

チェーンのメンテナンスとは、クリーニングすることが一番の目的です。この油と砂の混じった異物を取り除くことです。
この汚れをきれいに取ってしまうと、オイルが無くなって摩耗してしまうため、最後に注油することになります。

どろどろの油でチェーンを回すことは、見た目にも悪いですが、本来の性能を発揮できず、摩耗して寿命が短くなります。メンテナンスが重要ということです。

チェーンの洗浄、注油のやり方

チェーンの洗浄と注油のやり方を説明しますが、どの製品が良いというのは分かりません。私はワコーズの製品を使っていますので、これで説明しますが、洗浄方法の理屈を解説しますので、そのポイントを押さえれば、どの製品でも五十歩百歩だと思います。

油を浮かせて汚れ落とし

まずは古い油と一緒に砂を取り除きます。

油はディグリーザーやチェーンクリーナーなどの油落としを使用しないと取れません。水ははじいてしまいます。

たっぷりのディグリーザーで、油と一緒に砂を落とします。

チェーンの内部までディグリーザーを届けたいので、ブラシでチェーンのローラー部分を回すように擦ります。これも結構効果的です。

浮いた汚れを、しっかり水か洗浄剤で

ディグリーザーだけでは、勢いがないため、まだ汚れが取り切れません。油が浮いて、取り除きやすくなっただけです。
要するに、力づくでこれを落とさなければならないのですが、それには水洗いが一番です。高圧洗浄でもよいと思いますが、電装部品やフレームへの水の侵入などもあり、普通のホースからの水かけでも十分だと思います。

たっぷりの水で、勢いよく汚れを落としていきます。中性洗剤を水に混ぜると効果的です。最後によくすすぎます。

私は水を使えないので、ワコーズのフォーミングマルチクリーナーを使用しています。使用後の水洗い不要で、泡の力で汚れを押し出すようです。使った感じでは、非常にきれいになります。汚れた油を内部から取り除く力があり、かなり水洗いに近いきれいさがあります。

しかし、一番きれいになるのは水洗いですね。本当に手に汚れが付かないくらいきれいに掃除したければ、水洗いやフォーミングは必要です。

注油

水洗いした場合は、内部に水が侵入しています。ワコーズのラスペネには、水置換性があり、水を押しのけて金属に付着するため、チェーン内部の水を押し出してくれます。スプレータイプのチェーンルブでもよいようです。
エアコンプレッサーがあれば、空気圧で水を飛ばしたり乾燥させることでも可能です。

ラスペネでも十分オイルとして機能しますので、そのまま普段使いできます。

私は、1滴ずつ付けるチェーンルブを使っています。この写真のワコーズのチェーンルブは、一部の地域でしか扱っていないようなので、手に入りづらいですが、私は他のものを使用していないので、他商品の紹介が出来ません。
このチェーンルブは、スピード、パワー、エクストリームの3種類があり、スピードは被膜が薄くてダイレクト感がありますが、足に来やすく、パワーは動きが穏やかになり、足にやさしいらしいです。エクストリームは、しっかりした膜を固めて作る為、高耐久性で雨のブルベやトライアスロン向きだそうです。継ぎ足しが出来ないため、完全除去して付け直す必要があるそうです。
そんなこだわりのあるルブなので、ワコーズさんのスタッフが説明できるショップでしか、取り扱えないらしいです。 

不要なオイル除去

私も怠けていたのはこの部分です。

オイル塗布後は、しばらくなじませた後、表面に付いた油はふき取ることが必要です。表面の油は、何の仕事もしてくれません。かわりに、砂や汚れがくっついて、ライド後に真っ黒に汚れてしまいます。

かなりしっかりふき取っても、内部にきちんと油は残っているので、大丈夫です。必要な場所は、チェーンのローラーと軸の回転する内部です。

スプロケットやチェーンリングのギアへの注油はしなくて大丈夫なようです。詳しくは不明ですが、私はしていません。チェーンの残ったオイルが自然とつく程度で良いようです。

スプロケットの洗浄

下の写真は、スプロケット(後輪ギア)の洗浄前の写真です。
1~2回のライド後ですが、油と砂の汚れが付いています。触ると手が黒くなります。

次の写真は、チェーンクリーナーを吹きかけて、キッチンペーパーを二つ折りしてギアの間をゴシゴシ擦った後です。
おおよその汚れは取れましたが、表面の凸凹の間に汚れが付いています。
手で触ると少し汚れます。

フォーミングマルチクリーナーを吹きかけて、キッチンペーパーで擦ったものです。
面の部分はかなりきれいになりました。
ただチェーンと当たって削れている部分や角などには残ってしまいますが、TOPの写真のように、よくよく見なければ、かなりきれいになっています。
手で触ってもほとんど汚れが付きません。

チェーンの洗浄

下の写真は、洗浄前です。
ローラー部は黒いですが、触るとローラー部の中から、汚れが出てきて、手が真っ黒になります。かなり転がりが悪いです。
表面はきれいそうですが、オイル塗布後に拭いているからだと思います。昔はオイルを塗ったままにしていたので、全部真っ黒になっていました。

チェーンクリーナーを1周かけて、ブラシで擦り、キッチンペーパーで拭きとった後、
更にもう一度チェーンクリーナーをかけてキッチンペーパーで拭き取りました。
結構見た目をきれいになったのですが、キッチンペーパーで擦ると、ローラーの中からどんどん黒い油が出てきます。いくら拭き取っても永遠に出てくるのではないかという現象です。

フォーミングマルチクリーナーをかけて、拭き取った後です。
かなり擦って、やっとローラーの中から薄い色の油は出てきますが、かなりきれいになりました。
チェーンを回すと、かなり回転が軽くなったのを感じます。

水をかけて流すと、もっときれいになります。

まとめ

チェーンの洗浄、注油で大事なポイントは、
・水や洗剤でしっかり汚れを落とす
・注油後は、余分なオイルをしっかり拭き取る
となります。

ストラディスタさんの動画でも、ウェスでしっかり表面の汚れを物理的に(力技で)拭き取っています。これでかなり汚れが取れるのは事実です。
そして注油をすることで、内部の古い油と新しい油が混ざり、汚れが薄まって多くの汚れを拭き取ることが出来ます。
チェーンクリーナーもオイルの一種で、古いオイルと汚れを薄めて拭きやすくしているので、注油することと、さほど変わりません。

チェーンの回る軽さは、結構体感できます。
最初のふき取りでも、右手でクランクを回して、左手でしっかり汚れをふき取っていくと、だんだんクランクを回す手が軽くなってくるのがわかります。
オイルをふき取った後の回転の軽さはいつも快感ですね。その分パワーのワット数も結構上がるという噂です。

また、道具ですが、ウェスが一番良いのですが、私はコストでキッチンペーパーを使用しています。擦っていると、紙くずが出て余計ゴミが付いてしまいますが、汚いウエスをいつまでも使っているよりいいかなと思っています。たくさん使っても100円ショップのキッチンペーパーなら、1回10円くらいで済みます。

洗浄には、ゴミがたくさん出ます
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