美しい立ちごけの作法。大けがしないための立ちごけの仕方

サイクリング・ポタリング
4.9
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ビンディングペダルを使用しているロードバイク乗りにつきものなのが、「立ちごけ」です。
ロードバイクは、走っている時よりも、止まっている時の方が倒れやすいです。

上級者でも、忘れたころにやってきます。
やってしまうと、とても大きな音で、派手に転びますので、痛みよりも、とても恥ずかしいという気持ちでいっぱいになります。
周りの人にも見られてしまいます。同じローディならば、「やっちゃいましたね」と同情してもらえますが、一般人には何事だ!ケガしたのか?などと、不安や心配の表情で見られます。

それから、大切にしているロードバイクにも傷がついてしまいます。
まずバーテープ、ブラケット、ペダル、サドルが傷つきます。ひどい時はSTIレバー、リアディレイラー、フレームやホイールにも傷が付いたり、壊れたりします。身体の痛みより、心の痛みの方が大きいかもしれません。

ただ、笑い話で済めばよいのですが、中には鎖骨を骨折した人もいますし、月に何度も転ぶ人もいます。
何度も立ちごけする人は、ビンディングをあきらめた方が良いかもしれませんが、ときどきの人は、せめてけがの程度を軽くする努力をした方がよいでしょう。

私も3回くらいありますが、怪我の程度を軽減する転び方(立ちごけのやり方)はあるのか?考えてみました。

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出来ればクリートを外す

転びそうになって、とっさに出ないのが足です。ビンディングでしっかり固定されているからです。
しかし、落ち着いていれば、転びそうになった瞬間、足を出すタイミングでクリートを外す動作を試すべきです。
倒れると思った瞬間、足を付こうとしますが、足をひねりながら、足のかかとを先に出す動作を行い、クリートを外しに行きます。こうすると、ワンテンポ遅れますが、足から着地し、運が良ければ転倒を免れます。転倒してもダメージが少し減ります。私もこれで少しは助かりました。

倒れたら全体で受ける

倒れ方の基本は、
・手はハンドルから離さない
・体(頭以外)全体で受ける

となります。

まず、手を離して、手を付こうとすると、細い手首に体重がかかってしまうので、手首をねんざしたり、骨折したりします。
また、体の前側が、地面を向いてしまうので、顔を打ったり、頭を打ったりしやすいです。

ついでに、横に倒れる時は、タイヤと地面の接地部分を中心に、弧を描いて倒れるので、頭の上の方(半径の大きい方)が、スピードが速くなり、衝撃が強くなります。
手を離すと体が伸びてしまうので、しっかりハンドルを握って、縮こまって倒れてください。

落車の仕方の記事です

そして体全体で倒れるのが理想ですが、絶対頭はぶつけないような気持ちでいてください。立ちごけであれば、倒れるスピードは遅いので、体をひねって、首を曲げて頭を空の方に向ければ、頭を打つことは無いでしょう。

とはいえ、どこかぶつからないと、止まりません。
基本的には、膝、腰、太ももが先に当たり、腕と胴が次に当たります。肩は最後にしましょう。そのまま転がった方が、衝撃が少なくなります。
肩から倒れて、鎖骨を折った人がいます。だいたいの人は、腰の骨をぶつけるので、腰が一番痛いかもしれません。
ジャージやレーパンも当たった跡は出来ると思いますが、破けることは無いでしょう。シューズもちょっと傷つくかな?

下記の動画は、立ちごけのやり方を研究した動画です。
結果的には、膝からもも、腰、背中へとごろんと転がった方が良い感じです。説得力がありますね。

自転車の傷は運しだいです。
私は新車を買った時、リアディレイラーやバーテープエンド部分に、テープを貼って、傷防止をしていましたが、かっこも悪いし剥がれてきてしまうので、やめました。傷は諦めています。

ディレイラーが壊れてしまうと、走行不能になるので、ディレイラーガードを使っている人もいます。備えあれば患いなしということで、検討してみてはいかがでしょうか。

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