ヒルクライムにタイヤ外周重量は関係ない?軽量タイヤは、ヒルクライムに必要ないのか?

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軽量タイヤに取りつかれて、パナレーサージラー、ピレリPZERO TTと使ってきました。
しかし、平坦での使いづらさや耐久性不足を補うため(ZONDA用のタイヤとして)、コンチネンタルGP5000を付けて感じたのが、「ヒルクライム行けるやん」でした。

軽量の部類には入らないGP5000ですが、220gと全然重くありません。軽量タイヤというと、180gを切ってきますが、それほど変わりません。コンチネンタルにも、GRAND PRIX SUPERSONICや、GRAND PRIX TTという、軽量タイヤはそろっています。

先日、大手スポーツバイク販売店を見てきましたが、なぜか、これらの軽量タイヤを置いていませんでした。ネットでも、取り扱っていない店舗もあります。
軽さは正義という時代は終わったのでしょうか?
ヒルクライムに使うべきタイヤを考えてみたいと思います。

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みんなGP5000派?

GP5000は、転がりも良く、重さを感じさせない軽快さがあります。私もGP5000の魅力に取りつかれ、ヒルクライム用にどちらにすればよいか、わからなくなりました。
そんな悩みを解消しようと(人のせいにしようと)、インスタグラムのストーリーズで、アンケートを取りました。
ジラーとGP5000でアンケートを取ったのですが、77:23でGP5000の方が多かったのです。約3/4がGP5000です。

まぁ、ざっくばらんにアンケートを取ったので、ヒルクライム好きも、嫌いも、軽量化好きも、ポタラ―も、間違って押してしまった人もいるでしょう。私と同じように、軽量のメリットを本気で考えている人もいると思いますし、軽量タイヤを全く使ったことが無い人もいるでしょう。

とはいえ、それほど気にしなくても、GP5000でヒルクライムしている人はたくさんいるということでしょう。軽量タイヤとの差は、無いのでしょうか?

軽量タイヤのメリット

ヒルクライムに重要なのは、軽さです。特に回転する部分の外周に使われるホイールのリム、タイヤは大きな影響を与えると言われています。

しかし、これは間違っています。ヒルクライムは重量物を何m持ち上げるかという仕事です。
位置エネルギーは、重さx高さです。

そのため、確かにタイヤを軽くすることは、重さを減らす効果はありますが、タイヤのように回転物の外周にある必要はありません。
外周が軽くてメリットがあるのは、回転の加減速です。回転を上げる、下げる時にタイヤの軽さは有利ですが、常に一定スピードで上っている時は、外周の差はあまりありません。人間は、位置エネルギー分の仕事をするだけです。

とはいえ、多少の利点はあります。ヒルクライムは常に一定の斜度ではありませんので、スピードの変化があります。また、人間の踏み込む動作は回転運動ではなく、力の入るところ、入らないところを繰り返すため、特にケイデンスが低いと、踏み込みムラにより、軽量タイヤの加速のしやすさがメリットとなります。

私の実感では、軽量タイヤ、軽量ホイール履くと、ヒルクライムが楽になります。
しかし、あとからタイムを見ると、多少は速くはなりますがそれほど変わりませんし、激坂や一定の斜度の区間だけ見ると、スピードは変わりません。もし、斜度が全く変わらないヒルクライムであれば、タイムはほとんど変わらないでしょう。

変わるのは、楽になったということですが、実感としては、上りが終わって平坦になったときに加速が速くなります。重いタイヤでは、上り終わった後に足が疲れ切っていて加速できずに、平坦でもスピードが回復しませんが、軽量タイヤになると、平坦や斜度が緩んだ時のスピードがかなり伸びています。

確かに軽量タイヤとはいえど、GP5000と比べて、2本で100gもない程度の軽量化です。ヒルクライムは、パワーウエイトレシオというくらい、パワーを人とバイクの全重量で割った値が重要になります。
他のパーツでも100gくらいは変えられます。人間の体重では100gは誤差のうちです。エアロフレームに乗っている人やディープリムでは、数百gの増量でも容認しています。ディスクブレーキでヒルクライムする人もたくさんいます。

やっぱり、ヒルクライムには軽量タイヤ

こちらの動画は、まんま君の軽量ホイール検証動画です。タイヤではありませんが、車輪外周の重量が軽くなるとどうなるかという、非常に興味深い動画です。
結果は、軽くした方が数十秒速くなったのですが、このくらいなのか、この程度なのか?難しい判断です。私は、十分に効果があったと思います。

動画では、パワーが増えたと言っています。モチベーションが上がったと言っていますが、私は理由があると思います。
外周が軽くなると、一回転ごとの踏み込みの負担が減ります。それならば、同じスピードで走るとパワーが減ると思いますが、本人は同じようなパワー(全開)で頑張っているので、おそらくスピードが上がっているのだと思います。
それに加えて、加速が良くなる軽量タイヤホイールでは、足への負担が減り、疲れづらくなったと言えます。いつもは疲れてパワーダウンするところでも持続力が増し、結果的に全体のパワーが上がったと思います。

トレーニングすると、「楽にはならない、ただ速くなるだけ」ということを言われますが、機材に関しては、「速くはならない、ただ楽になるだけ」と、私は思っています。

剛脚には、GP5000の方が良し

GP5000も意外と軽く出来ています。
そして最強の武器は、転がり抵抗の少なさです。転がり抵抗のメカニズムはよくわかりませんが、軽さや剛性以上に、ロードバイクが進んでくれる、何よりの利点です。

しかし、剛脚の人も軽量タイヤの方がいいのでは?と思いますが、パワーがある人にとって、軽量タイヤは剛性が無さ過ぎて、力を路面に伝えきれないと思います。踏み込んだ時に、タイヤがゆがんでしまいます。また、マッチョの人にとっても、体重を支えることが十分でありません。

プロ選手も軽量タイヤを使っているという話は聞きません。ロードレースで、純粋なヒルクライムレースをしていないからかもしれませんが、パワーのあるプロであれば、剛性不足のタイヤでは、レースにならないと思います。

それと、レースを開催している程度の斜度では、ケイデンスがそれほど落ちないため、慣性が働いて加速の変化が少なくなります。車輪外周の軽量化のメリットが少なくなります。(平均斜度30%くらいなら、使うかもしれませんね)

私のような貧脚の為に、軽量タイヤはある

結論としては、私にはやはり軽量タイヤが必要です。語弊があるかもしれませんが、貧脚には軽量タイヤが必要なのです。

ケイデンスが落ちすぎると(70rpm以下)、上下死点でスピードが落ちて踏み込みで再度加速が必要です。八方ヶ原ヒルクライムでは、斜度が10%のところも出てきます。私ではケイデンス50rpmまで落ちてしまいます。その時の加速の助けになりますし、軽さは少なからず、ヒルクライムには有利です。

パナレーサーから、70周年記念で、アジリストというタイヤが発売されました。その中に、アジリストライトという軽量モデル(25C、170g)がありますので、非常に興味を持っています。
標準モデルも25Cで190gと軽量なので、数字ではそれほど差が無いですが、その性能がどのように味付けされているのか、楽しみです。

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