久しぶりの100kmグループライド(塩原~鬼怒川)

サイクリング・ポタリング
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ロードバイクを始めて、1年半たちます。
初めは、ロングライド趣向で、より遠くに、何度でもという感じで、距離がより多くなるように乗っていました。
そのうち、レースに興味を示し、スプリントやローラー台など、パワーのつく練習を多く取り入れるようになりました。
ロングライドも体づくりで絶対外せない要素ですので、長く乗るようにはしていたのですが、朝練をやってしまうと、1日もう乗れなくなってしまい、また、時間がなかなか取れず、どうしても距離を稼ぐことは出来ていませんでした。
以前は、週末100km目標で乗っていましたが、最近は6月に200km走って以来、100km以上を走っていないことから、どうしてものんびりと長距離が乗りたくなりました。
また、自宅を拠点に、四方八方行けるところまで行っていましたが、1年たって、また同じところに行きたい衝動にかられます。矢板からですと、日光や那須、鹿沼や真岡など、県外であれば、福島県の白河市や、茨城県の大子などがちょうどよい範囲です。今年も一通り行ってみたい気持ちは強いのですが、寒くなってくると山は無理ですので、今年はもう一度全部走ることは難しいと思っています。

暑い夏も過ぎ、残暑はまだ残っている9月ですが、だいぶ乗りやすくなってきたので、じてんしゃ屋店長に相談したところ、お店の休みの時に付き合ってくれることになりました。平日がお休みなので、私は有休をとらねばなりません。まぁ、いっぱい余っているので、仕事の様子を見て取ることにしました。
店長も、他に都合の合う人に声を掛けてくれるそうです。

私は、有休をとったものの、期末の忙しさがあって、前日も残業です。事前の準備や打ち合わせなどできず、当日に臨むことになります。
行くルートは事前に決めてあり、矢板から、ちょうど1周100kmの塩原から鬼怒川へ抜ける定番コースを行きます。去年も行ったコースで、全体的に走りやすいコースです。

ロングライドを走るのは、久しぶりなので、ワクワクします。
どちらかというと、ヒルクライムレースや朝練でスプリントの練習をしていたので、むやみに踏む力が強くなり、ロングライドが持たない体になっているような気がします。
とはいえ、のんびり走れば、何とかなるのではないでしょうか。
途中、おなかがすくと困るので、補給食もゼリーと固形を持っていきます。まだ暑いので、水分も十分持って行った方がいいでしょう。途中の山越えで、10kmくらいは自動販売機はなく、小さな食堂はありますが、コンビニは40kmくらい無い区間があります。
途中、リタイヤも考えて、輪行袋も持っていきます。山の中でも、塩原はバスも走っているので、バスで帰ることはできますし、山を越えて湯西川や鬼怒川は野岩鉄道という電車が走っているので、最悪輪行はありかと思います。(ローカル線ですし、宇都宮まで出てから矢板に戻る形になるので、3時間くらいはかかりそうですが。
事前の情報では、4人くらいで走ることになりそうで、1名フラットペダルで来られるので、ペースはのんびりになりそうです。

出発

朝9時出発ですので、のんびりです。平日なので、子ども達や嫁は学校や仕事の準備でドタバタしていますが、私は準備の手伝いや片付け、掃除などをしても時間に余裕はあると思っています。(これがやばかった)
とはいえ、自転車はあまり準備していないので、8時くらいに自転車と自分の用意をすれば余裕かなと思っていました。
集合場所は家から5分なので、10分前に出ればよいと考えています。

自転車は、ローラー台用に、後輪が鉄下駄になっているので、ゾンダに替えていきます。鉄下駄でもいいのですが、スプロケが古いものが付いていて、変速というか、摩耗しているのか?動きが変に感じるところがあります。ロングライドで何かあっては帰れなくなるので、新しいスプロケの付いている、ゾンダにしていきます。
ロードバイクは室内のローラー台についています。運び出してから外でホイールを交換することになるので、出発時に外に自転車を運び出してからすることにしました。

そんな準備をしていると、時間がどんどん過ぎていきます。8時半ころに自転車を出し始めましたが、親戚の犬が来ていて、少しじゃれてたり、小物の用意をしたり、ホイール交換して空気入れてたりしていたら、9時近くになっていました。
やばいと、慌てて走って行ったら、3分くらい遅れて到着。みんな待ってました。(すみません。一番近い人こそ、一番遅くなるのです)

今回は4名で走るようです。
自転車屋さんもいますが、いつも気にかけてくれて、自転車の調子は大丈夫ですかと聞いてくれました。今慌ててホイールを交換してきたと言うと、クイックの閉まり具合や、ブレーキの位置をチェックしてくれました。案の定というか、ブレーキが開いているのを見つけてくれて、助かりました。(良く忘れます) ここのお店で買ったので、点検や工具を使わない調整はいつでもしてくれます。ちょっと走る時でも見てもらえて、常に調子のよい状態で、安心して快適に走れます今回もノントラブルです。(腰が痛いとか、坂が遅いとかは直してもらえませんが)

早速出発(私が遅かった分遅れた)。塩原に行くまでは、ほんの少しずつ登っています。ペースものんびり20km/hくらいです。

最初の休憩は、道の駅湯の香しおばらです。距離は20kmくらいです。
休憩と言っても、トイレに行って、飲み物を買っただけです。なぜなら、もう10km走れば、最初の目的地のこばや食堂で、スープ入り焼きそばを食べるからです。
ここから、山道に入っていき、川(谷)沿いをクネクネ走るので、すぐには着きませんが、人気店でもありますので、先を急ぎます。

道の駅を出て、塩原の山道に入るところは、短いですが、10%くらいの坂になっています。
あとは、アップダウンとくねくねを繰り返しながら登っていきます。
平日ですが、交通量は多く、道は狭く、非常に走りづらいですね。
景色はきれいで、天気は良く、暑くもなく、最高です。

ここは、トンネルを避けた旧道。走りやすく、木洩れ日も美しい。

どんどん進むと、塩原温泉街を通ります。活気がありますね。人も多い。
そこを過ぎたあたりに、目的地のこばや食堂があります。温泉街を抜けるあたりから、交通量が減ってきます。
途中、インスタなどでよく見かける、進撃の巨人の撮影スポットがありました。今回はスルーです。おみこしに使われたものを置いているようです。時期によって、キャラクターが変わるようですが、場所が特定できないため、見つけるのも楽しみです。

目的のこばや食堂に着きました。
平日で11時なので、まだ空いているようです。私は初めて(スープ入りやきそばも初めて)なのですが、列ができるように、外にも椅子があります。ロードバイク4台を置くところを確認しましたが、なかなかいいところが無く、お店の人に確認して、玄関横の店の前の壁に置かせてもらいました。

スープ入り焼きそば以外にもメニューがあり、いろいろ迷いますが、もちろんスープ入り焼きそばを頼みました。並みにするか大にするか迷いましたが、自転車屋さんが少食な私でも並みは少し足りないと言っていたので、大にしました。(詐欺でしたw)

のどが渇いており、テーブルに置いてある水をがぶがぶ飲んで待っていました。
ほどなく、運ばれてきたスープ入り焼きそばをいただきました。見た目はキャベツの入ったソース色のラーメンなのですが、味は焼きそばです。熱いので、焼きそばほど早く食べられず、量も多かったため、かなり時間がかかりました。テーブルに酢が置いてあり、最後にかけてねと書いてあったので、入れてみると、さっぱりと、深みのある味に変わり、飽きずに食べ続けることが出来ました。( 酸辣湯麺 のような感じでしょうか)

さて、ここで、フラットペダルの方は帰るそうです。お疲れ様です。

お店によって好みが分かれるそうです

残り3名ですが、なじみのメンバーで、適当に行くことになりそうです。
私がアラフィフ、あとの二人はアラサーなので、条件は不利です。
とりあえず、私がペースを作って先に進むことになりました。
途中、2日前にクマが現れて、住民を噛んだというニュースがあった近くを通りました。このために、私は娘からクマ避け鈴を奪って、ロードバイクに付けていました。カランカランうるさいですが、何とかクマに会わずに、通過することが出来ました。
この辺から、川の流れが急で、滝やつり橋が多く、いろいろな景色が楽しめます。川の水はあまりきれいではありません。豪雨などがあったせいでしょうか?

しばらく国道400号を線行くと、一番の山場の山越えです。斜度は7%が2.5kmくらい続きます。比較的新しい道路で走りやすいのですが、おなかが満腹状態で、かなりきついですね。何とか頑張って走り、何とか離れず、付いて登りました。
この後も、大を食べたことを後悔し、最後の方までおなかに麺が残っていました。

登りきると長いトンネルです。この後も、いくつものトンネルをくぐります。それほど交通量はないのですが、車が走っていなくても音が大きく、後ろから車が来ているのでは?とビクビクしながらずっと走っていました。

トンネルを抜けると、急な下りで気を付けて下ります。下りきったところに、上三依塩原温泉口駅(かみみよりしおばらおんせんぐちえき)があります。そこもスルーし、南に進路を変えて、鬼怒川温泉郷の方向へ走ります。
あとは下りです。ずーと矢板まで下るイメージです。多少ののぼりはありますが、この60kmは、スピードも力の入れ具合に比べて速くなり、楽しい気分になります。今回もこの区間は、平均30km/hで走れたと思います。

今回は自転車屋さんに取りまとめをお願いしていますが、プライベートでの参加です。でも、気を使って、まとめてもらい、ここまでほとんど先頭をひいてもらっています。しかし、仕事も忙しく、最近はほとんど乗れない状態が続いているようです。東北以外はほとんどの都道府県を走ったことのある人ですから、ロングライドのベテランですが、そろそろ先頭を交代するときが来たようです。

先頭を交代しつつ、道の駅湯西川に着きました。
私は、道の駅が大好きです。気を遣わず、食べるだけ、飲むだけ、休むだけが自由にできますからね。今回も、道の駅のみで3カ所しっかり休憩しました。

ここには、足湯などもありますが、汗はたくさんかいているので、入ったら熱くなるので、入りませんでした。
水陸両用のダックツアーのバスが停まっており、結構多めの観光客も乗って出発を待っていました。

http://www.japan-ducktour.com/yunishigawa/

ここでは、カフェインを注入。コカ・コーラエナジーを飲んで、足を十分休めました。

さて、あとは、1カ所登りはありますが、ずっと下って鬼怒川温泉を抜けて、道の駅しおやを目指すことになりました。
この辺りは渓谷、ダムが多く、温泉もたくさんあり、川治温泉、川俣温泉などがあり、ちょっと足を伸ばせば、霧降から日光へも行けます。時間があったら、行きたいですね。

湯西川、川治あたりは、トンネルが結構あります。結構音がうるさくて怖いです。また、道も悪く、ひび割れが縦に走っているところが何カ所もあります。トンネルの中の走れるところが限られ、端っこを走れなかったりします。車の音も遠くにいるのに、すぐ後ろにいるような気がします。交通量が少ないのが救いです。

20kmくらいは、私が先頭で走りました。体重が重いのと、自転車が重いので、ぐんぐんスピードは出ます。若干向かい風でしたが、ものともせず進んでいきます。だから気持ちいいです。
ロングライドに求めていたのはこれです。空気も秋の澄んで乾燥しており、天気も良くて最高でした。

途中からは先頭を交代してもらって、道の駅しおやに着きました。
ここには、日光の天然氷のかき氷があります。栃木と言えば、いちごのシロップが定番ですが、いつもそれなので、今回は、疲労回復のクエン酸を取る為に、夏ミカン味にしてみました。

天然氷のかき氷は、頭がキーンとならないと言います。また、口解けが良く、いつまでもゴリゴリしません。きめ細かく削り出すので、時間もかかります。おそらく、粒子が細かくても解けづらく、口に入れれば、それほど氷の量は多くないため冷えすぎないのでしょう。

大根おろしではなく、夏ミカンのシロップ(かけすぎ)

あとは、国道461号線をまっすぐ行けば、矢板に帰れますが、山越えの際道幅が狭く、交通量が多いので、1本南側の道を進み、無事矢板に到着。
トータル102kmとちょうど100kmを超えるくらいの距離でした。

このあたりのコースは、冬は雪が降るので走れません。夏は若干涼しいので夏でもよいのですが、秋は紅葉が美しく、お勧めです。
また、塩原、湯西川、鬼怒川は温泉でも有名ですので、温泉によることもできますが、無料の足湯が点在しています。ちょっと寒い時期に行けば、足湯に入り、身体も温まります。(寒い時期は、足の感覚がなくなるくらい冷えてしまうので、とても気持ちが良いです)
それに、緩やかな下りが長く続くため、長距離にわたり快適に走れます。下りが急で、一気にブレーキを掛けながら下りてしまうと登った分が無駄になりますし、危険です。滑り台のように、一気に登り、ゆっくり下っていくのが、大好物です。
それと、長く、疲れない巡行の走り方ですが、ユーチューブで、足の重さを使ってペダルを回す方法(大腿四頭筋ではなく、大臀筋で回す)をやってみてから、本当に疲れません。皆さんも練習してみてください。

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