日光いろは坂、ロードバイクで紅葉ライド

サイクリング・ポタリング
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2019年11月4日に、栃木県日光市にある観光地、いろは坂、中禅寺湖へ、紅葉を見に行ってきました。

紅葉の名所といえば、日光いろは坂、中禅寺湖、東照宮が、とても有名ですね。
我が家からは、車で1時間ぐらいで到着します。那須高原などにも1時間で着く、有名観光地に囲まれた、素通りされる町に住んでいます。

去年もこの時期に、紅葉を見に行きました。(この時期しか見られないですからね)
人気スポットなので、渋滞がひどくてとても車では行く気にはなれません。
ロードバイクに乗っていなかった時は、早朝、明るくなれば紅葉は見れるので、5時ころ出発して、7時ころ見て早く降りてしまうなどの、荒業をやっていましたが、そんな感じで車では見に行く機会がなくなりました。

去年は矢板市の家からロードバイクで自走し、お昼から出発して、午後2時ぐらいにいろは坂を上り、4時ぐらいに降りてきました。ですので、日は陰ってきて、下りはちょっと寒かったです。それで、大体80kmくらいになります。

計画を立てましょう

今回は、朝早く出発し、まだロードバイクで行ったことのない奥日光の方へ行こうと考えました。金精峠(群馬県と栃木県の県境)まで全部自走で行くと、150kmぐらいになってしまいますので、今回は日光駅、東照宮の近くまで車で行って、そこからロードバイクでなるべく遠くへ行ってみたいなと思いました。金精峠を越えて、少し先にある、群馬県の菅沼、丸沼と、丸沼高原スキー場がある場所まで行こうかと思いました。往復すると大体100 km ぐらいになるので、ロングライドとしてはちょうど良いですね。
もう少し寒くなって、雪が降ると道路も通行止めになるので、走り納めとして、この時期に行ってしまうのが一番です。

実は、鬼怒川から、川俣ダム(中禅寺湖、男体山の北側)から、山を越えて戦場ヶ原へ抜ける峠があるんですが、なかなかの秘境で、絶景です。ただ、今回は、先日の台風の影響で土砂崩れがあったようで、案の定通行止めということで、行くことができませんでした。
大笹牧場をゴールとする、霧降高原のヒルクライムも行ったことありませんが、ツールド日光のコースにもなっていますので、来年は行ってみたいです。

いざ出発。予定通りいかないのが、旅の醍醐味

予定では、朝6時には出発したかったのですが、朝起きようとしたときに、身体が重くて起きらませんでした。まぁ、それほど距離は乗らないので、のんびり行くことに切り替え、朝の用事や家の掃除などをしてから出発しました。
朝8時ころ家を出発し、日光市街には9時ごろ到着しました。日光だいや川公園辺りに停められないかと探していたのですが、紅葉の季節なので、日光小学校が無料の臨時駐車場になっており、そこに車を止めて自転車を下ろし、身支度を整えました。

日光小学校は、東照宮へも歩いて行ける距離です。(1kmちょっとです)
今回は、東照宮によらず、いろは坂を目指します。
さすがに神橋当たりの交差点は車が渋滞しいます。ロードバイクは先に行ける優越感があります。観光客も多く、紅葉も始まっていましたね。

交差点の渋滞を過ぎると、いろは坂登り口まで緩やかな上り坂が、8km平均3%で続いています。地味に足が疲労してきます。最初はお土産屋さんが多いのですが、すぐに山と川しかなくなります。

いろは坂途中

いろは坂の少し手前に、コンビニが2軒並んでいます。いつもここで、心の準備をします。今回は、コーヒーとワッフルで、エネルギーを注入します。
いよいよいろは坂ののぼり口まで来ました。いろは坂は、一方通行なので、左手に行くと登っていきます。もう一方は下ってくる車だけの道です。
明知平まで、7km5.5%なので、それほどきつい坂ではありませんが、まずまずのヒルクライムになります。

この辺はまだ車は多いですが、渋滞はしておらず、ロードバイクを抜かす車で詰まることもありません。登りは2車線ですが、側道は無いので、端っこの方をゆっくり登っていきます。ストラバなどで、区間はたくさん並んでおり、速いタイムもいっぱいありますが、今回は(今回も?)タイムは考えず、インスタ映えのスポット探しながら、写真を撮ってのんびり上るつもりです。

斜面反対の山も色づいていますが、気候の影響で、今年はきれいに色づいてはいないようです。赤や黄色というより、茶色に染まっています。それでも大自然の雄大な景色に変わりません。いろは坂も所々は紅葉がきれいです。たまにそれを眺めながら登ります。途中、平らなスペースと紅葉のきれいなところがあったので、自転車を止めて写真をパシャリ。私の自転車のオレンジ色とマッチしていますね。車と違い、邪魔にならなければ止まって写真も撮れるので、自転車はいいですね。

途中、車を止められるスペースもありましたが、10台程度しか止められないので、諦めて行ってしまう人がほとんどです。私はしっかり写真を撮りました。

途中の見晴らし台

ここを出発すると、じきにロープウエイ乗り場の明知平の駐車場に着きます。案の定、駐車場待ちの渋滞になっています。バスがいると狭いですが、横をすり抜けて前進します。

明知平駐車場に着きました。ここは、お土産や食事を提供するお店があり、展望台へのロープウェイの乗り場にもなっています。展望台からは、華厳の滝も見えるようです。(行ったことないですが)
最近、トイレが新しくなっており、駐車場も広くなりました。

紅葉のシーズンなので、観光客が多いですね。外国の方も多いです。ユーチューバーなのか?動画を撮影しながら実況している人もいます。時代ですね。
男体山も見え、山の紅葉などがきれいで、とても景色が良いです。ローディも何人もいます。人気ですね。

明知平

しばらく休み、出発すると、トンネルをくぐります。トンネルを抜けると下りに入り、間もなく中禅寺湖に到着します。
中禅寺湖も天気が良く、湖もキラキラしています。男体山のてっぺんに雲がかかっていたのですが、ちょっと顔を出してくれました。ここでも写真を1枚。

中禅寺湖

さて、ここから先はロードバイクで行ったことないのですが、奥日光竜頭の滝、戦場ヶ原を目指します。
中禅寺湖の湖畔を走る道です。少し涼しいですが、寒くはありません。走れば汗ばむ程度です。所々、道にひび割れがあり、交通量もあるので、注意して走らなければなりませんが、まずまず快適に走れます。湖沿いなので、ほぼフラットです。

まもなく④竜頭の滝です。紅葉は終わっているようですが、観光客がいっぱいいたので、補給食を食べてそそくさと行くことに決めました。

この先は、湖から離れ山へ入っていきます。登りもきつくなってきました。
先へ進むと、竜頭の滝の上の駐車場に出ます。ここにもお客さんは結構います。
そのまま走り(登り続ける)と、戦場ヶ原に着きました。

戦場ヶ原は左右に大きく開けて、見通しが良く、とても気持ちよく走れました。ハイカーも多く、ご年配の方も元気よく歩いています。大きなお土産屋さんが固まって並んでいる場所もあります。ハイカーの拠点になっているようです。

湯ノ湖

先へ進むと湯滝と書いてあります。今回の目的地は、金精峠を超えて、丸沼高原スキー場としていました。しかしながら、思ったより体が動かず、疲労が溜まっている感じがします。ほどほどに走ろうと思いますので、金精峠の県境トンネルの入り口まででやめようと考えました。

そのまま進むと、湯ノ湖が現れました。ここでいったん写真タイム。そこには、湯滝の落ち始める落ち口がありました。間近で湖の水が落ち始める迫力ある景色が楽しめ、なかなかの景色です。湖もきれいで、良いポイントを見つけました。

湯滝の落ち口(右下から左上へ)

ここから金精峠を登るのですが、少し登ったところで、最後まで行ける時間とパワーがなさそうな気がしてきました。悩んだ末、今回は戻ることにしました。無理をしてケガをしてもしょうがないですし、特にトレーニングではないので、楽しみながら帰ることにしました。

下っている最中、先ほどの湯滝駐車場入り口が見えました。一応、どんなところか見ておいた方がよさそうですし、時間もできたので寄ることにしました。
駐車場まで行くと、料金所があります。車500円と書かれていますが、自転車はどうなのだろうと、立ち止まって見ていたら、駐車場係の人が、「自転車は無料です。どうぞ」と言ってくれたので、感謝して入りました。

駐車場から歩いてすぐに滝つぼがあるようです。滝つぼすぐ近くに、コンビニや食べ物屋さんがあり、結構整備されています。お客さんもたくさんいます。
滝が見えると、その雄大さにびっくりしました。真っすぐ落ちる滝ではなく、岩肌を斜めに、徐々に広くなり、水が滑り落ちる感じです。幅いっぱいの水量があり、上からは見えなかった雄大さがあります。私が今まで見た滝の中でも、トップレベルの美しさですね。しばらく見とれていました。

この先に滝つぼ。お店も充実
湯滝の迫力

湯滝を離れ、下っていくと、先ほどの戦場ヶ原のお土産屋さんがあったので、寄っていくことにしました。男体山も良く見え、良いところです。
補給に、湯葉コロッケをいただきました。
ここも11月下旬には、住み込み以外お店が閉まるそうです。金精峠も冬期通行止めになるので、来年4月くらいまで、寒くて来れないでしょう。
また来年来ることを誓って(今度は金精峠を超えて)、下山しました。

戦場ヶ原のお土産屋
男体山をバックに

帰りに中禅寺湖の湖畔駐車場で、紅葉がきれいなところでパシャリ。
いよいよ、華厳の滝の入場口を横目にいろは坂を下ります。

下りは、5.7km、斜度-7.3%のきつめのコースとなっており、連続するヘアピンカーブをリズムよく回るのが楽しいです。封鎖して、ヒルクライムをやったら楽しそうです。車と途中まで一緒に降り、途中流れが悪くなるところがあり、そこは自転車優位です。でも、思ったほど、車は渋滞していませんね。
下りきるあたりに、自転車はスピード落とせという看板がありました。斜度がきつい下りがあります。近年、ロードバイクの事故が増えています。接触事故もありますが、単独も多いそうです。技量以上や、過信、道路状況もあると思いますが、事故を起こしても誰も褒めてくれません。家族があると、余計心配をかけ、怒られます。
余裕を見て、安全率2倍くらいとり(スピード50km/hで曲がるのが限界なカーブであれば、25km/hに落とす)ゆっくりと下りましょう。

あとは一気に、日光小学校まで緩やかな下りを走り、車へ戻って自転車を積み込み、家に帰りました。(帰るまでがロングライド)

中禅寺湖近くの駐車場

今回は、寒くなると思って、インナーを2枚着てサイクルジャージを着ました。しかし、意外と天気が良く、汗もかきましたので、それほど寒くなかったです。逆に着込みすぎて、体が動きづらくなったような気がします。

本当は、グルメも堪能したいのですが、どうも一人では、レストランとかには入れず、ゆっくりできないたちなので、簡単に食べられるもので済ませています。誰かと行けば食べるのですが、行列のできる有名なとんかつ屋などありますし、空いている時に行きたいと思います。参考にならなくてすみません。

ロードバイクも多かったのですが、その中に、電動自転車も走っていました。力の弱い人でも、急斜面の道をぐいぐい上ります。これからは、流行ると思います。

次回は、金精峠を超えてみたいと思います。時間があれば、ブルべ風に、群馬に抜けて南下し、一周して戻ってくるのも面白いかもしれません。
川俣ダムからの峠道も、行ってみたいと思っています。
比較的近いところにいろいろな山がありますので、恵まれた環境ですね。
でも、今シーズンはもう山はおしまいでしょう。冬は、平地、南を目指して走りたいと思います。

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