ダイエット中に起こる、体・心の副作用

ダイエット
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食べる量を減らして、運動するだけで、ダイエットは簡単に成功します。何も難しいことはありません。
正しく痩せてしまえば、その後も問題はありません。美しい体や健康的な体が手に入ります。

しかし、ダイエット中には、いろいろな障害が起こります。それは、体調も悪くなりますし、心もやんできます。これは一時的にせよ、避けては通れない問題です。途中で、ダイエットをやめてしまう原因でもあります。
しかし、これにはきちんとした理由もあります。対処法もあります。ダイエットで起こる弊害を正しく学んで、楽しく、明るいダイエット生活を送ってください。

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なぜ、副作用が起こるのか?

ダイエットは、体へ取り込むエネルギーより、消費するエネルギーを多くしないと、脂肪が減りません。身体がもっと欲しい、足りないと感じることが、脂肪を燃やす引き金になります。
空腹を感じることは、ダイエットに成功している証拠なのです。これを喜ばなければなりません。(お、今お腹空いてる、脂肪が燃えてる!と考えるのです)

しかし、お腹が空いて、脂肪を燃やし始めるまでに、空腹を我慢する時間が必要です。ここで食べてしまっては元も子もありません。
この時、体は栄養不足の状態になります。脳や内臓、筋肉にも影響があり、体を動かそうとしたり、物を考えようとすることが、少し困難になります。力が出なかったり、集中力が途切れたりすることです。
低血糖、栄養不足、酸素不足など、これらが原因で、いろいろな症状が起こります。
それが、自分だけでなく、周りの人も苦しめるのです。

ダイエットによって起こる、様々な症状

体に起こる症状

食事を減らすことで起こる事柄運動することで起こる事柄があります。ダイエットを行うための手段が原因で起こる、体に症状として直接現れることがあります。

空腹感

当たり前ですが、食べる量を減らすので、いつもより少なければ、お腹が空きます。お腹が空いたら食べてしまっては、ダイエットになりません。1日の摂取カロリーを計算すれば、食べてよい量がわかりますので、それ以上は我慢しましょう。

疲労感

いろいろな意味で疲労が出ます。運動して筋肉を使えば疲れます
あれこれ、ダイエットのことを考えて、食べ物や運動を行う、計画を立てる、考えるなど、いつもよりやることが増えます。それが疲労につながりますが、疲労感は普段の生活や仕事に影響が出ます。

筋肉痛

運動するので、筋肉痛になります。仕事への影響があるかもしれません。ないかもしれません。

身体の部位の痛み、ケガ、故障

無理や急な運動は、体を痛めます。年齢によっては、その痛みが治らないことや、すじや関節を痛めて長期間運動が出来なくなる場合があります。
若い人でも無理な運動でケガをしたりすることがあります。
けがをすると、運動による消費カロリーが見込めないので、ダイエットが難しくなります。

心に起こる症状

ストレス

主に、食事を減らすことで、ストレスが発生します。また、食べたいものが食べられない、運動が出来ないなどで、ストレスが発生します。

食事に関しては、自分はこれだけしか食べられないのに、周りはたくさん食べている。食事制限しているのに、飲み会に誘われる。飲み会に行きたい。テレビでおいしいもの食べている、または大食いをしている。

運動に関しては、天気に左右される。気温が高すぎる、低すぎる。体に疲労や痛みがある。家庭や仕事が忙しくて時間が取れない。ウォーキングやジョギングに飽きる。スポーツなどは、仲間と時間が合わない。参加できない。

とにかくストレスはダイエットだけではなく、広い意味で生活の障害になりますし、気持ち的にもマイナスになります。

イライラする(攻撃的になる)

上記のストレスが原因で、イライラするようになります。まずは自分に対して、内向きに攻撃します。自分はダメなのではないかとか、何かしたくてもやりたくない、出来ないとか、自暴自棄や腹立たしい気持ちになります。

次は、周りの人間に当たるようになります。ダイエットに関することでも、関係ないことでも、ちょっとしたことにイライラした態度を取ったり、文句を言ってみたり、非常に気まずい雰囲気になります。

脱力感、集中力の低下・無気力

やはり、ストレスにより、やる気が起きなくなります。ダイエットもやりたくなくなります。
仕事に行きたくなくなったり、家事をやりたくなくなったりします。空腹にも原因がありますが、脳への栄養が足りておらず、思考力が低下します。それに伴い、気力がなくなります。

抵抗力の低下・風邪をひきやすい

身体への栄養が不足するので、体の防衛本能の働きが弱くなります。栄養がたくさんあれば、たくさんのばい菌やウイルスをやっつけられますが、栄養が少ないときは、たくさん外敵が入ってくると、全部やっつけられなくなります。そのため、風邪を引いたり、けがが治りづらくなったりします。

また、運動することで、疲労の回復、筋肉の修復(筋肉を使うことで、筋肉は破壊される)を行うのに、栄養が必要となりす。このためにもさらに栄養が不足しますので、抵抗力が弱まります。さらに栄養が不足すると、筋肉の修復や、疲労の回復が遅れ、筋肉が減ってしまうことがあります。

家族や近親者への攻撃

ストレスにより、近くの人に攻撃的になります。悪い言葉を発したり、嫌みを言ったりします。それが原因で仲が悪くなるなど、さらにトラブルに発展する可能性もあります。

食事のもめごと

自分はダイエットしたいのに、家族と食事を分けるなどは、家族にとっても非常にめんどくさいことです。嫌がられますし、自分だけ違うものを食べていても、雰囲気が悪くなります。
逆に、家族に合わせると、自分にストレスがたまります。この調整が難しいです。

家庭生活への影響

食事もそうですが、運動するために、ひとりで出かけたり時間を使ったりします。育児などがある人は、運動する時間を取れません。家事が出来なかったり、家族サービスが出来なかったりします。逆に家族に合わせると、自分が思ったようにダイエットが出来ないため、ストレスとなります。

仕事への影響

ストレスや空腹で、やる気が出なかったり、イライラで周りに迷惑をかけたりします。運動のし過ぎで筋肉痛になったり、寝不足や疲労で眠くなっても仕事に支障が出ます。

原因は単純に食事制限による栄養不足

これらの間接的な症状の原因は、ダイエットと言う慣れないことをやっているからとか、いやなことをやっているからと言うのも少しはありますが、栄養が足りていないためだと思われます。

脂肪を燃やすには、身体がエネルギーが不足していると感じなければなりません。足りないと感じて初めて燃やし始めます。1日の生活の中でも、必ず血糖値は上下しますが、ダイエットでは、脂肪を燃やすために、ある程度下がっている時間が長くなります。いくら上手にやっても、一時的に栄養が体の全体に不足します。

一番顕著に表れるのが脳です。脳に栄養が行かないと主にストレスや脱力、思考力の低下が起こりますそれがイライラやトラブルの原因となります。これは避けては通れません。

ただ、このストレスは血糖値が下がっているときなので、長い期間起こるわけではありません。無理なダイエットで、何日間も空腹を続けていると、かなり症状が激しく出てきます。
無理のないダイエットを推奨するのは、このストレスを一時的なものにして乗り越え、長期間行えるようにするためです。長期間行えば、ダイエットと言う体形も長期間維持できるということです。

対策方法は?

ストレスをうまく逃がす

ストレスに全般に言えるのですが、ストレスを解消することが大切です。
ダイエットを行っている最中はストレスが発生しますが、空腹時の1日数回短時間のみです。数十分のストレスをクリアすることを考えて、食事に気持ちがいかないように頑張るしかありません。

例えば、運動をする、散歩をする、頭を使う、ゲームをするなど、自分が楽しめ、気持ちを向けやすいことが良いです。、

運動するときは、しっかり食べる

運動をする目的は、脂肪を燃やすことと、基礎代謝を増やすための筋肉を付けることです。
女性で筋肉を付けたくないという人もいますが、太くならない筋肉(筋力や、インナーマッスル)もありますので、運動は必要です。モデルの人は必ず運動をしています

食べてしまうと運動の効果が減ると言いますが、一度にたくさん減らそうとせず、ゆっくりとやらないと持ちません。また、食べないと、まともに運動が出来ません。途中でエネルギーが切れて、運動が中断してしまいます。(ハンガーノック) そこまで行かなくても、力が入りません。きちんとした、運動の効果が現れません。

筋肉には、栄養が蓄えられていますから、それが不足すると、筋肉が痩せていきます。運動して壊れた筋繊維の修復にも栄養が必要です。
運動するときは、十分な栄養を取っておきましょう。

目標を長期にして行う

ダイエットは、1カ月で2kg~3kgが良いですので、1日くらいは多めに食べても問題ありません。別の数日間で取り戻せばよいのです。
どうしても苦痛に思えたときは、一時中断しても、問題ありません。ただ、そのままずるずると、食べてしまっては、おしまいですが。

1日のリズムであれば、1食好きな物を食べて、2食我慢。1週間であれば、1日自由に食べて、6日は計画的に等が良いです。
食べたくない時は、1食抜くという方法も有効です。これは体に悪いという意見もありますが、その明確な理由はありません。
目標は、1年~2年という長期にすれば、体形も長期間維持でき、リバウンドも怖くありません。

過度な計画は立てない

急なダイエットは、いろいろな意味で危険です。
体のバランスもそうですが、これらの悪い症状が慢性的に、ずっと出てきます。悪いことしか起こりません。
この時発生する問題を解決することは、とても大変です。まともな生活は送れません。

また、急に痩せると水分が減ったり、筋肉が減ったりと、肝心の脂肪以外が減ってしまいます。
それに、その生活をやめて元に戻した時に、リバウンドが起こってしまいます。

慣れるようにゆっくりと

今まで自由な生活を送っていた人は、急に完璧なダイエット計画を立てても、慣れるまでに時間がかかります。最初は、食べる量と消費する量を同じくらいにして、慣れてから減らしていく方が良いでしょう。

食べ物もいきなり全食ダイエットメニューではなく、1食ダイエットメニューで、あとは今まで通りの方が良いでしょう。
運動もいきなり筋トレ1時間やるのではなく、20~30分やって、慣れて習慣化してから、1時間~2時間やった方が良いでしょう。

メニューの内容より、習慣化できるかが鍵です。

気を紛らわせる趣味や仕事と併用

寝食を忘れるという言葉もあります。何かに集中していれば、ダイエットによる症状も和らぎます。
病ではありませんが、気持ちが大事です。気の持ちようで、忙しく生活を送りつつ、ダイエットを意識して、確実に体重を減らしていくことが、うまいダイエットと言えるでしょう。

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