サドルの紹介からの、サドルの調整と乗り方

パーツ
5
(10)

自転車パーツの紹介をします。今回はサドルです。

よくサドル沼と言います。お尻が痛くなったり、座り心地が悪いと、いろいろ形やメーカーを替えて、自分に合うサドルを探すのですが、なかなかぴったりくるサドルはありません。それで、たくさんサドルを買って試し、また買って、、、を繰り返すのが、サドル沼です。

私が購入したサドルは、ASTVTE(アスチュート)SKYLITE VT 3.0 i-PROFだと思います。(真ん中はU?)
正確には、ショップでちょうど手放されたサドルがあったので、譲ってもらいました。デザインは、自分が求めていた、中央穴あき、前方が細長く、やや硬めです。おまけにカーボンレールですので、軽めです。(公称185g)
なにより、派手好きにはたまらない、大きなロゴ入りです。

今まで、FELT純正のサドルと、スパイダーもどきのおもちゃサドルしか使ったことがありませんが、このサドルには不満はありません。他のサドルを試したことが無いからかもしれませんが、試しに付けたときに、かなりフィットしたので購入しました。プラス、サドルに体を合わせる努力もしています。

このサドルのインプレですが、使った感じは、硬くもなく、柔らかくもないです。ただし、どっかりと座ると、点で当たるので、痛くなると思います。
中央に穴が開いているため、尿道が圧迫されないということですが、今のところ、痛くはなりません。
レールがカーボンなので、締め付ける時のトルク管理が気になります。また、下手に(座る)荷重をかけると、折れる心配もあるので、ちょっと気を使います。今のところ、大丈夫ですが。

サドルの座り方、調整の仕方

私の座り方は、同じ姿勢をキープし続けることはないので、座骨と尿道の3点を当てる姿勢を基本とし、前寄り、後ろ寄り、座骨だけなど、座る位置を替えながらいろいろな筋肉を使い、お尻の当たる場所を変え、疲労を分散させています。
ロードバイクは、この姿勢が一番良いので、それで走り続けるということは、まずないと考えています。
また、基本踏み込めば、お尻の荷重が減りますので、お尻でどっかり座ることはありません。手と足とお尻の3カ所に、荷重を分散するように乗っています。誰かが言っていましたが、サドルはお尻の位置を決める目安であって、座るところではないそうです。

基本、ポジションは、地元の整え屋さんに頼んでいました。1回千円だったので、(現在は2千円~) 気軽に2~3カ月に1回や、パーツを交換したときなどに調整してもらいました。
これをやってもらうと、手の位置、お尻の位置がごく自然で、踏み込むときの感覚も楽になります。また、乗る人を見ながら(機械ではなく、手の感覚で)その都度変えてくれるので、私のようにやり始めの時の漕ぎ方から、慣れてきたり、筋肉が付いてきたりを判断し、その時に合った位置に調整してくれます。(要は、データから万人に合うように機械で決められた位置にするのではなく、その人の力量や目的に合わせてくれます。ヒルクライムが速くなりたいと言えば、合わせてくれます)
ですので、私のポジションは、自己流ではなく、買った時に調整したままでもなく、プロの技術で合わせたものになっています。

サドルはほぼ水平がいいと言われています。まぁ、一般的な合わせ方なのかもしれませんが、合わせてもらったり、自分で合わせたりすると、前下がりになります。
私の合わせ方は、スピードを上げたときに、背中を水平に(近くする)にする、エアロフォームで、尿道と座骨の3点が当たるようにします。ですので、若干前下がりです。前下がりにしすぎると、サドルから滑り落ちやすくなるので、手放しが出来ません。する必要はありませんが。

下死点の時、後ろの方に座ると膝が伸びますが、
前の方に座ると、膝が曲がります

サドルの役割は、お尻のおおよその位置を決めることですが、足の回転の軸となる骨盤の位置になるので、非常に重要です。
先ほども言いましたが、ポジションは走行中に変わります。勾配が上がったり、下がったり、踏み込むときだったり、休む漕ぎ方だったり、疲れ具合でも変わります。

サドルの後ろ寄りに座ると、座面が広くなるので、お尻の当たりは優しくなります。足も前方に蹴るような姿勢になり、ペダルからの距離は遠くなります。腕(ひじ)が伸びた状態でも姿勢が低くなるので、よりロングライド向きです。

サドルの前寄りに座ると、足の踏み込みが垂直に近くなり、TTポジションのようになります。ハンドルも近くなり、ペダルと骨盤の距離も近づき、膝が伸び切らなくなるので、スプリントや加速、高ケイデンスに適していますが、サドルは細い部分なので、長時間座れるところではありません。また、ハンドルに近くなり、エアロフォーム(頭を下げた姿勢)の維持がきつくなります。

ですので、この両方に座って、後方に座った時に、膝が伸び切らない高さ前方に座った時に、前を下げすぎて、膝が曲がりすぎない、座骨が浮かない角度に調整するのがベストかと思います。

サドルの話ではなく、ポジションの話になってしまいましたが、まずは自分に合ったサドル、気に入ったサドルを選べばよいと思います。自分の漕ぎ方に合ったポジションに調整することで、その真価を発揮できます。
ショップで調整してもらうのも手ですが、自分でもロングライドやもがいてみたり、高ケイデンスを維持し続けたり、ヒルクライムをしてみて、身体への負担が少なく、タイムの良いところを探していきましょう。

このブログは役に立ちましたか?

星で評価してね!

平均評価 5 / 5. 投票数: 10

投票なし

コメント

タイトルとURLをコピーしました