12月ですが、八方ヶ原へヒルクライムの練習してきました

トレーニング
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12月の八方ヶ原に登ってきました。
栃木県北部の矢板市にある、毎年、八方ヶ原ヒルクライムレースが開催され、800人ものサイクリストの集まるコースです。
スペックは、13.4㎞、7.1%。私のレベルでは、練習で1時間半。レースでは、最高1時間13分。コースレコードは39分台です。一度行くと、1週間体にダメージが残りますので、行くときは慎重になります。また、体調が悪いと、登り切れません。レース以来、登っていません。そんな山です。

通常は、レースコースから登りますが、別のルートから、八方ヶ原へ登れると聞いたので、探検目的で行ってみることにしました。
レースコースは、南側の泉中学校から登るのですが、東側の宇都野という所から上るルートがあるようです。

まずはそのふもとの村?まで移動します。天気は良く、寒くはないのですが、風がめちゃくちゃ強かったです。(帰ったら、顔がざらざらになった) 朝9時ころまでは風は無かったのですが、出発したのが10時半くらいには、風が強くなっていました。ほぼ向かい風で、やや登りを、スピードが上がらないまま進んで行きました。

クマが水を飲みに来そう

道に迷いながら行きましたが、ここで迷ったら、大変な方向へ行ってしまうので、何度も止まってスマホの地図を確認しました。やっとのことで登り口まで到着しました。
いざ進むと、杉の木が密集した、光の入らない小さな山道を進んで行きます。車は通れるようですが、すれ違いは出来ないでしょう。
なんか暗くてやだなぁと思いながら進むと左手に川の音が聞こえます。しばらくすると急に明るくなり、川辺に平らなところがありました。砂防のようなところで、川が滝になっていたので、写真をパシャリ。なんてのんきな気分かと言えば、そうではありません。さすがに時期的に寒くなってきて、目撃情報は減っていますが、熊が出てもおかしくない場所です。熊除けの鈴は持ってきてないので、自転車のベルをチンチン慣らしながら進みました。

さらに進んで行くと、、、はい、もう行き止まりです。この先道が崩れているようで、進めません。今年の大雨で、秘境というか、危なそうな道は、軒並み通行止めになっています。あの、県民の森への道も、半分崩れたりしています。

ここで、冒険は終了です。ここに来るまで長かったのですが、あっという間です。残念のような、ほっとしたような。次は夏にでもチャレンジしてみます。
ここを登ると、獄山箒根神社奥の院があるそうです。私も知らなかったのですが、次に行くときの楽しみにしたいと思います。

ただ、ここの右手にさらに別の道が延びており、試しに行ってみました。つづら折りのいい感じの登りですが、落ち葉も多くほとんど人が来ないところです。だんだんと保有林のような看板とともに道が怪しくなってきたので、Uターンしました。(あとで地図で調べると、もうちょっとで住宅地があり、下へ続く道があったようです)

さて、戦意喪失するも、今日はヒルクライム。獲得標高にこだわりたかったため、さらなる山を求めて移動しました。その前に、向かい風でかなり体力を削られており、あまり移動したくありませんでした。
この近くというと、正規ルートの八方ヶ原か、戻って県民の森を登るかです。八方ヶ原は、1回登ると1時間半くらいかかりますし、その間ずっと最大負荷で走らなければならないので、そのあと1週間はダメージが残り、生活、仕事に支障が出ます。県民の森は、難易度は低く30分くらい、毎日練習してもよさそうなところです。

でも今日は、一度は目指した八方ヶ原ですし、完全に冬になってしまうと、雪が残っていたり、路面が凍結して登れなくなるので、気温が低くない今日登ることにしました。

ここから八方ヶ原へ行く途中は、台風で道が崩れていたりしましたが、途中いい感じの10%超えの3段坂があったり、マス釣り堀もあるいいところでした。

八方ヶ原入り口

八方の入り口まで来て、意を決して登り始めます。
ひとつ心配なのは、今13時ですが、お昼ご飯を食べていないことです。一応ミカンを1つ持ってきたので、登る前に食べたのですが、これだけで大丈夫か?ハンガーノックにならないのか?と心配をしていました。昨夜は上等な焼き肉をたくさん食べたので、カーボローディングは100点だと思います。様子を見ながら行ってみます。

ここに来るまでに、向かい風やのぼりで少し疲れていましたが、ペースを上げていないせいもありますが、気楽に登れています。気負ってないのもよかったかもしれません。
一番確かめたいのは、今ダイエットをしていて、今年の八方ヶ原ヒルクライムレースの時より2kgほど減っていますので、どの程度影響があるか見ようと思っていました。

でも、やはり急斜面に入ると、八方ヶ原への苦手意識が顔を出してきました。ここは無理、という気持ちがどこかにあり、1年半前は何度も途中で降りてきていたので、なんかやだなぁという気持ちです。それでも、しばらく行くと、苦しいながらも、身体は意外と動きます。いつもは、最初のつづら折りでバテていたのですが、なんとか登れています。

スピードは上げない分、マイペースで登ります。その分緩斜面になると少しは踏むことができますね。ただ、サイコンをよく見ながら登ったのですが、いつもキツイなと感じるところは、10%を超えていたので、この数字を見ただけで、やっぱり苦手意識がよみがえります。
平均勾配は、7.1%ですが、平坦も少しあるため、急斜面部分は、やはり10%くらいあるのですね。しかも、最初から最後まで、10%が繰り返し出てくるので、休めるところがありません。
意外にも、最初の区間が一番きついのかと思っていましたが、途中の急斜面も同じような斜度でした。

そんな感じで、途中の県民の森分岐迄は、ヘロヘロにはならずに到着しました。今回は練習なので、ここでいったん休憩します。体調は問題なさそうです。苦しいのは苦しいですけどね。でもまだ進む気力はありました(気力は大事)

県民の森分岐

看板は、この先塩原温泉に抜ける道は冬季閉鎖となっています。有名なおしらじの滝にも行けません。ゲートが閉まっています。八方ヶ原ヒルクライムレースのゴールの大間々台も閉鎖されていますので、山の駅までしか行けません(営業もしてませんが)。ですので、車が極端に少ないですね。工事用の車両が数台通る程度で、一般の車もわずか数台です。

再スタートもスムーズです。休んだせいもありますが、後でストラバで見ると、ここから山の駅までは、大会より速い今年1番のタイムで登れています。
分岐からしばらく進むと、左手にスペースの大きいところが出てきます。ここが急斜面で、昔はよくここでUターンして、帰っていました。ここを過ぎれば、あとはそれほどキツイ坂は無いと思っていました。
しかし、今回落ち着いてサイコンを見ながら走っていると、結構最後まで急斜面は10%程度ありました。気分的に、ここまで来ると、麻痺して来るのか?頭がおかしくなってくるのか、体が慣れてくるのか?何とか最後まで登れますが、斜度的にはあまり変わっていなかったようです。最後まできついのが、八方ヶ原です。

途中、台風で、道が壊れたり土砂が流れてきたりしていたようですが、きれいになっています。
それでも元々路面があまりよくないところも結構あるので、特に下りでは溝のような亀裂に入ってしまうと、落車の危険もあります。何とかならないでしょうか?
この日も工事車両は、出入りしていました。ご苦労様です。

さて、今回は元気よく山の駅まで来ました。当然登ってきて、汗をかいているほど体はあったまっています。大間々台へ行く方と、山の駅の先の塩原へ抜ける道は閉鎖されていますので、山の駅の奥の方に行ってみました。初めて行ったのですが、いろいろ道が伸びていて、そのまま降りていくところもあり、降りてしまうと登るのが大変なので、ほどほどにして戻りました。こんなところがあったのだなと、今度は探検したいと思います。案の定、戻る時にちょっと上ったのですが、足にきていました。
後で調べると、この先と、最初に登ろうとした道はつながっており、湖や山の駅に出るようです。

大間々台へは冬季閉鎖

体は温まっていたので、油断していましたが、気温は5℃程度です。下界は14℃でしたので、この時期としては温かいのですが、山の上の方は、雪が風で飛んできています。(こちらでは、吹っ掛けと言っています)とっとと下りた方がいいと思い、下り始めるとすぐに体が冷えてきました。ウインドブレーカーだけでは、寒さは防げなかったようです。
すぐに体が冷え切って、手の感覚が無くなってきます。カーブでも、身体が傾けられず、かなり減速して下りていました。手は握力が無くなるというわけではありませんが、手の感覚がないまま、ブレーキングしている状況です。念のため、県民の森分岐で休憩しました。

ここまで来ると、少しは温かいです。日差しは温かいのですが、風が冷たいです。
ここにいても、身体は温まりません。少し休んで出発し、無事下山しました。
何とか下界は温かかったのですが、冷え切った体は戻りません。一目散に、家に帰りました。

クライマーを目指すべく、減量と、ヒルクライム練習をやろうとしています。今回も大変でしたが、また登って、クライマーに成れればいいなぁと思います。また上りたくなるのが不思議ですね。(でも、身体は疲労で、数日間ガタガタでしたし、3日後の朝練は、足がすぐに売り切れました)
知らない山に行ったり、新しい道を開拓するのは面白いですね。楽しみながら、ヒルクライムの練習が出来れば、良いと思っています。
そして来年の八方ヶ原ヒルクライムレースは、目標1時間切り!と、言いたいです、、、!?

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