2020年は、新型コロナウイルスの影響で、自転車イベントやロードレースが中止になっています。
私も1年間でどのイベントに出ようか?どのレースを見に行こうかと考えるのが楽しみで、ロードバイクをやっています。それが下手をすると1年ごっそりなくなりそうな勢いです。
ツイッターでも、榛名山ヒルクライムや富士山ヒルクライムなどの人気イベントが中止になり、衝撃が走りました。3月あたりからイベントはバタバタとなくなり、4月は実際開催されたものはないのではないでしょうか?一人で自転車に乗っているだけでも、何か言われそうな、後ろめたい世の中になっています。
私は、コロナが騒ぎ出したころ、今年最初のレースなどのイベントに申し込んでいました。
最初は地元栃木県で行われる、ツールドとちぎの一般TTです。当初、一般参加の中止と無観客開催で進めていましたが、本大会ごと中止になってしまいました。最後のツールドとちぎだったので、残念です。
そして、初挑戦として意気込んでいた、ブルベ(BRM509宇都宮200km矢板)も中止となってしまいました。
ツールドとちぎのTTがなくなった時点で、JCRC下総があったため、慌てて申し込んだ結果、これだけは出場出来ました。やってもらえただけ、ありがたい話です。
レース、イベント開催状況(5/7私調べ)
JBCF(Jプロツアー)
日程 | 大会名 | 状況 |
4/18,19 | 東日本ロードクラシック群馬大会 | 7/23,24延期 |
4/25,26 | 西日本ロードクラシック広島大会 | 7/4,5延期 |
5/17 | 堺クリテリウム | 中止 |
6/28 | 富士山ヒルクライム | 中止 |
7/4 | 東広島サイクルロードレース | 中止 |
7/5 | 広島クリテリウム | 中止 |
7/12 | 石川サイクルロードレース | 中止 |
7/18,7/19 | きらら浜タイムトライアル(?) | 5/2,3より延期調整中 |
8/1,8/2 | 東日本トラック | |
8/8 | 宇都宮クリテリウム | 5/9より延期調整 |
8/9 | 宇都宮ロードレース | 5/10より延期調整 |
8/8,8/9 | 東日本トラック | |
8/22、8/23 | 群馬ロードレース8月大会交流戦 | |
8/30 | 椿ヶ花ヒルクライム | |
9月中~下旬 | Mt.富士ヒルクライム | 6/7より延期調整中 |
プロやガチのレーサーの出るレースです。
4月、5月はあっという間に中止になりました。富士ヒルは、ちょっと粘りました。
完全中止は、堺クリテリウムと富士ヒルです。宇都宮クリテとロードレースは、本日正式に8/8、8/9で実施方向の報告がありました。ちょっとは兆しが見えたでしょうか?
JBCFは、初めから、去年に比べて、レース数が減っているような気がします。それに追い打ちをかけるように中止によってレース数が減っています。
しかし、日程に余裕がある為、前半から後半に延期されても、それほど過密にならないという、ラッキーなところもあります。まぁ、オリンピックが中止になったので、それもゆとりが出来た理由かもしれません。
(追記)UCIレースですが、10/9~11 ツールド北海道の中止も発表されました。
市民レース、ロングライドイベント
日程 | 大会名 | 状況 |
4/12 | 伊吹山ドライブウェイヒルクライム | 中止 |
4/29 | もてぎ7hエンデューロ春 | 11/3秋と同時開催 |
5/16、17 | 榛名山ヒルクライム | 中止 |
5/17 | 佐渡ロングライド210 | 中止 |
5/17 | 車坂峠ヒルクライム | 中止 |
5/17 | 信州高山ヒルクライム | 中止 |
5/23 | グランフォンド軽井沢 | 中止 |
5/24 | 若狭路センチュリーライド | 中止 |
5/24 | グランフォンドKOMORO | 中止。6/28ズイフト代替? |
5/24 | 日本の蔵王ヒルクライム | 中止 |
5/31 | グランフォンド富山 | 中止 |
5/31 | ツールド山口湾 | 中止 |
6/7 | つがいけサイクルクラシック | 中止 |
6/7 | 海の京都TANTANロングライド | 中止 |
6/7 | 壱岐サイクルフェスティバル | 中止 |
6/13 | ツールドさくらんぼ | 中止 |
6/21 | ツールドしものせき | 中止 |
6/28 | 富士山国際ヒルクライム | 中止 |
6/28 | ツールド美ヶ原高原自転車レース大会 | 中止 |
7/4、5 | 北アルプス山麓グランフォンド | 中止 |
7/5 | 那須ロングライド | 延期11月検討 |
7/5 | 石見グランフォンド | 5/10から変更 |
7/12 | 十勝中札内グルメフォンド | 中止 |
8/2 | 久万高原ヒルクライムレース | 中止 |
8/23 | やいた八方ヶ原ヒルクライムレース | 中止 |
8/30 | 乗鞍ヒルクライム | 開催検討中 |
8/30 | ツールド妻有 | 7/末判断 |
9/13 | 石鎚山ヒルクライム | 受付日程変更 |
6/21 | ツールド北海道(市民) | 中止 |
9/19・20 | ツールド東北 | 中止 |
10/25 | サイクリングしまなみ | 中止 |
水色追記
3月あたりから、徐々に減り始め、4月は全滅。5月も全滅ですね。こう見ると、6月も準備期間を含めて、早々中止にするところばかりです。8月でも中止を決めたところもあります。
ただ、現在5月上旬であり、1カ月後に緩和され、そこからまた減少すれば、2カ月後にイベントなどできるるのではないでしょうか?となれば、7月は開催できる可能性があります。7月は、まだ様子見で良い時期ですね。
私の地元のやいた八方ヶ原ヒルクライムレースが、早々中止になったのがショックです。まだ先だから、夏だから、大丈夫だろうと思っていたのですが、自治体がらみですので、何かあったらということで早々にやめてしまったのでしょう。寒くなっても、また流行りだすかもしれませんので、延期にも限界がありますね。
春のもてぎ7時間エンデューロも秋に延期。元々春秋の年2回開催だったので、1回になったということですね。(実質中止)
開催の有無や申し込み状況は、スポーツエントリーにおおよそ載っています。参考にしてみてください。
なぜ中止になるの?
新型コロナウイルスのせいなのですが、一番の理由は、感染者が出たときに、だれが責任を取るか?ということです。取れる人がいないので、開催しないという理由になります。なんとも嫌な言い方なのですが、感染者や死者が出たら、世の中からバッシングを浴びせられ、2度と大会が出来なくなります。小さな会社ならつぶれます。今年1年は諦め、来年からまたやればいいということになったのでしょう。
とは言え、大きなイベントをやると、感染は防げません。
リスクとして挙げられるのが、
・参加者同士の接触、接近
・地域外からのウイルス流入
・スタッフの準備段階からの接触
・疲労・ケガによる抵抗力低下からの発症
・飲食、物品経由での感染
まぁ、何かやるということは、何か起こるということなので、いくら消毒しても、体温を測っても、確率0%を証明しないと、だれも認めてくれない世の中です。
ワクチンや特効薬が無い今、多数の感染者を出して、治療できずに医療崩壊してしまうことが最も危険です。そのために、みんなが出来る事は、じっとしているということです。
リスクを減らすには?
もし、特効薬が出来た、ワクチンが出来たとなれば、リスクを減らしながらの開催が認められてくると考えられます。いきなり前と同じには出来ませんが、下記の対策を取りながら、開催できるようになるはずです。
・参加者は少人数
・場所は広く
・地元、近距離での参加
・車での移動
・接近、接触しない
・消毒、マスクの徹底
・加熱された飲食物のみ
・物品の消毒
このようなルールで様子を見ながら開催し、徐々に緩和していくのが道筋だと思います。しかし、マスクや消毒を永遠に続くような気がします。
某人気遊園地などは、まさに混んでいて長い行列ができるので、被害が出たら何千人単位になるかもしれませんね。入場者も半分以下にし、列も10倍くらいの間隔を取ってやらないと、再開できないんじゃないでしょうか?
都会の満員電車がいまだに対策されないのが不思議です。やっぱり田舎が一番ですね。
実際どのイベントから再開されそう?
早々に中止になったイベントは、もう今年はやらないでしょう。準備やボランティア募集には、相当時間がかかります。公道や町の施設を使う場合も、他のイベントとの兼ね合いもあるでしょうし、急には予定は入れられません。
自治体がらみは、なかなか腰が重いので、1~2カ月後のイベントは中止されます。しかし、フットワークの軽い、小さいイベントやクローズドコースなどであれば、世の中の雰囲気が良くなり次第、開催できると思います。
ただ心配なのが、もともと自転車イベントなんか儲かっていないのであれば、無理にやっても損が出るだけとなり、廃業してしまうところも出てくるかもしれません。そうすると、イベント自体が減ってくるというか、淘汰されてしまうでしょう。実際、もうつぶれそうなところもあるようです。
でも、どちらかというと、自転車イベントはやりたい有志が集まって、損得無しでやっている部分もあります。みんなのやる気が大事なのかもしれません。
話を戻して、まず、JBCF(Jプロツアー)は、プロだけの開催であれば、被害は限定的であり、選手もいつでも準備を整えているので、緩和即開催は可能でしょう。世界団体のUCIは8月からの開催をにらんで、すすめています。
日本は、ヨーロッパやアメリカよりも、被害は小さいので、7月頃から開催できるかもしれません。
一般参加のレースですが、
・クローズドコースを使える
・自治体主催ではない
・小規模
という観点から、関東のJCRCが早いのではないでしょうか。コースは決まっていますし、年間のシリーズを持っているので、どこかからでもスタートできれば、一番早く開催できます。
私が参加した早春特別戦下総ですが、その次の第1戦群馬CSCは残念ながら中止になりました。その次は、6/7の特別戦下総ですが、開催するにはちょっとまだ早いかもしれません。7/19の第2戦群馬からになるかもしれません。
大磯クリテリウムや堺浜クリテリウムもリーグ戦ですが冬季だけでしょうか?冬は風邪が流行るので、開催がどうなるか読めませんね。
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